今回は…
私の闘病日記vol.52
『回腸嚢炎入院レポート
【No.4】』
をみなさんにお話ししたいと思います。
前回のお話を読んでいない方はこちらから
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
私の闘病日記vol.51
『回腸嚢炎入院レポート
【No.3】』
そして。
私と同じ病気で悩んでいる方。
または。
大切な家族に私と同じ病気に
かかってしまった方に向けて、
少しでも勇気になればと思っています。
そして。
私みたいに病気ではなくても、
人生を生きていれば、誰もが
悩みを抱えて生きていますよね。
仕事で抱えるストレスに、
人間関係のトラブル。
将来に不安を抱える人や、
お金で困って毎日の生活が息苦しくて…
中には『自殺』を
してしまう人だっています。
何か、もう、
消えてしまいたくなる気持ち。
私もそういう感情になった時あったので、
少し分かる気がします。
でもね…
正直に言えば!!
もしも今のあなたの体に何も病気がなくて、
元気な状態であれば…
私は、
あなたが『羨ましい』です。
だって…
私は22歳の時、大腸を手術で
全部『摘出』してしまったので、
日常生活でも不便なことが多い。
病気がなくて健康な人は、
いいなぁ…
と思うことも多いです。
でも!
人の悩みに、
大きいも小さいもない。
そんな風にも思います。
私みたいに『体』に問題を抱えてる人、
それに体は元気だけど『心』に
何かを抱えてる人。
いろいろな人がいるけど、
『生きてる』ってことは、
本当にラッキーなんだよ。
そんな当たり前なことに今回、
あなたが気づいてくれたら嬉しいです。
私の闘病日記
では、ここからは、
私の闘病日記vol.52
『回腸嚢炎入院レポート
【No.4】』
をお話していきたいと思います。
5年ぶりの病棟
入院が決まったということで…
いざ、8階病棟へ!!
早速1人で向かうことに。
久しぶりの入院。
久しぶりの病棟。
約5年ぶり。
まさか術後5年経って、入院することになるなんて。
全く想像していなかった。
未だに実感がない。
しかも今日は、クリスマスイブ。
今すぐ、、
とにかく今すぐ帰りたい…
誰にも届かぬ心の叫び。。
そして…
病棟へと繋がるエレベーターに乗った。
『8』ボタンを押して、8階病棟に到着するまでしばらく待つ。
エレベーターの中でさえ、懐かしい気持ちになる。
ピンポン……
着いた!!
もう夕方のせいか、エレベーターに乗る人が私以外誰もいなかったため、途中で止まることなくスムーズに8階に到着した。
よし!!
行こう。
エレベーターから降りて、病棟に繋がる自動扉を抜けると、、
な、、なつかしすぎる!!
グッと込み上げてくる、この、、
なんて言えばいいのかわからないけど、嬉しさとよく似た、このたかぶる感情。
いやいや。。
これから入院だというのに『嬉しい』っていう表現は間違えているかもしれないけど…
思わず笑顔になる私。
いたわ。。
私ここの病院で入院してたわ。
5年前に入院した時と病棟(階数)は違うけど、病棟自体の雰囲気は全く変わらなかった。
記憶が一気に蘇る。
懐かしさに感動しながら、ナースステーションの方まで歩いて向かう。
また始まる入院生活。
楽しめれば1番いいけど、それは、、
きっと無理。笑
入院が『ワクワク、楽しい!』なんて思う人は、きっとこの世にいない。
はず。。
そして…
無事にナースステーションに到着。
何人か白衣を着た先生や看護師さんがいる中、ひとりの看護師さんが私に気が付いた。
「どうされましたか?」
と看護師さんは言った。
「今日から入院することになった、櫻根ですけど…」
と私が言うと、
「櫻根さんですね、お待ちしてました〜」
「では、早速病室に案内しますね!」
と看護師さんは言うと、ナースステーションから出てきて、一緒に病棟内を歩いていく。
できれば窓側がいい…!!
それから同じ病室に入院している人は、あまり絡んでこない人がいい。
だって、、
それは5年前に入院した時のこと。
やけに絡んでくるおばあちゃんが同病室に入院していて。
勝手にカーテンを開けて入ってくるし、入ってきたと思ったら、机に肘をついて長々とひとり語り出したり…
とにかくちょっと、、
というか、かなり…
苦手!!!
それから…
イビキがうるさくない人。
これめっちゃ大事!
同病室の患者さんのイビキで夜眠れないことは、よくあることだと思うんだけど…
むしろ”入院あるある”というか。
多分入院したことがある、ほとんどの人が経験しているんじゃないかな。
イビキで眠れない問題は永遠の課題、だね。。
話を戻して…
看護師さんの後ろをついて歩いて行くと、ある病室の前で立ち止まった。
そのまま一緒に中へ入ると、案内されたその病室は大部屋(4人部屋)だった。
すると…
看護師さんは、
「櫻根さんのベッドは、奥の窓側です!」
と言った。
やった……!!
窓側のベッド!!
嬉しいぃぃ。。
大きな窓から見える外の景色も最高だし、何より窓側だけあってベッド周りも明るい。
日当たりgood。
めっちゃくつろげそうな雰囲気。
なんだろう、、
安心する、この感じ。
懐かしさが、私をそうさせているのか…
すると…
「もう病衣も渡しておきますね〜」
と看護師さんは言って、私に病衣(患者衣)を渡した。
今回もレンタルで。
続けて看護師さんは、
「では、また来ますね〜」
と言って、病室をあとにした。
早速、受け取った病衣に袖を通すと…
着心地が懐かしい!!
懐かしさと共に、思わずため息が溢れた。
ベッドに横になりながら、5年前に入院した頃を思い出す。
まさか、またここに戻ってくることになるなんて…
もう絶対に
入院なんかしない!!
5年前退院した日、こう誓ったんだけど。。笑
でも!!
逆に考えると、よく5年も病気せずに入院することなく過ごせていたな、とも思うんだよね。
毎日元気に、普通に仕事へ行って、美味しいもの食べて、たくさんお出かけしたり…
当たり前のようにそんな日々が送れるようになるなんて、5年前の私には想像もできなくて。
5年前のあの日、”普通”とされているこの世界から、切り離されたような気がしていたから。
やっぱり毎日元気に過ごせるのが1番だね。。
今まで一度も病気になったことのない人がちょっと羨ましい…
なんて思うこともあるけど、人生は人それぞれ、だよね。
これが私の人生!!
お薬追加『フラジール』
さてさて。
話を戻します。
ということで、入院初日から始まりました!
絶食!!
そして。
唯一、口にできるものはというと…
『水』と『お薬』のみ。
ジュースは絶対にNG!
もちろん何かを”食べる”ということも、主治医からの許可が出るまではNG。。
キビシィィィ……
それから、お薬も少し変更になりました!
変更というよりかは、新たに飲まなければいけないお薬が増えたという感じで。
1種類加わっただけなんだけどね。
『ミヤBM』と『シプロキサン』は今まで通りで…
・ミヤBM(整腸剤)
・シプロキサン(抗生剤)
New!!
・フラジール(抗生剤)
今回からお薬1種類加わりまして、、
『フラジール』
が仲間入りしました!
なんとも嬉しくない仲間入り。。笑
フラジールもシプロキサンと同じなのか、一応抗生剤みたいです。
しかもこのフラジール、サイズが大きめ。
でも表面がツルツルしているから、大きさの割には結構飲みやすくて助かる。。
ここで!
前にも、お話の中で紹介したけど、ここでもう一度。
・ミヤBM(整腸剤)
・シプロキサン(抗生剤)
この2つのお薬について、復習をしておきましょう!
『ミヤBM』
名前の由来は「ミヤ」は宮入(ミヤイリ)菌から。
「BM」は butyricum MIYAIRI のイニシャルからとって、『ミヤBM』と名付けられている。
腸の不調を改善させる薬として用いられている。
即効性はない。
副作用も少なく、とても安全に使えるお薬。
『シプロキサン』
ニューキノロン系抗菌薬。
殺菌的に抗菌作用のある薬。
緑膿菌(呼吸器感染症、尿路感染症などの原因となる菌)に対して、強い抗菌作用をあらわす。
こんな感じです。
ミヤBM(整腸剤)とシプロキサン(抗生剤)の説明は、この回のお話にも記載されています!
『3.処方されたお薬』を読んでね!
そして…
今回新たに加わった『フラジール』(抗生剤)についてもまとめてみました!
『フラジール』
主成分…メトロニダゾール
細菌や原虫のDNAの切断作用などにより、抗菌作用や抗原虫作用をあらわす薬。
一般的な抗菌薬のように細菌細胞を壊すのではなく、フラジール内服薬は原虫の遺伝子に働きかけることで殺菌作用を示す。
こんな感じです!
でも…
さすがに絶食しながら、水&薬だけの生活では生きていけないので、あとは点滴で。
点滴は、5年前にもお世話になった…
『ビーフリード』
はぁ……
絶食、、
つらすぎ。。
ということで!
以上のことをまとめると…
・絶食
・点滴『ビーフリード』
・薬(抗生剤、整腸剤)
当分の間、何も食べられない生活がスタートするのでした…
入院生活スタート
今回の入院について、看護師さんから再度説明を受けた。
✔️主治医から許可が出るまでは、
何も食べるな!
✔️水やお茶を飲むのはOK。
ジュースなどはNG!
✔️少しの間は点滴で様子を見る!
とのことでした…
いや、もうさ。。
入院初日の今日、朝ご飯を食べずに速攻で病院に来たから、すでにめっちゃお腹空いてるんだけど…
と思いつつも、ここは我慢。。
もう…
こんなことになるなら、家を出る前にご飯食べてくればよかった。
その上、こんな慌てて病院に来ることもなかった、、かも…
今となっては、後悔でしかない。。
入院の報告LINE
そして。
この度、約1週間程入院するということで…
職場の上司に、そのことを伝えるためLINEを送りました。
実際のLINEのやりとりがこちら!
私:お疲れ様です。
病院で検査などを行って、約1週間ほど入院することになってしまいました。
年内には退院できると思います。
ご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ありません。
なんて返信来るかな。
そもそも”入院する”こと自体、信じてもらえなかったら…
仮病って思われたらどうしよう。。
返信を待てば待つほど、不安な気持ちは募っていく。
それから数分後。
ピコン……!!
スマホの通知音が鳴って、急いでLINEの内容を見てみると…
上司:入院!?
大丈夫?、じゃないよね。
無理しないで。
驚きの様子。。
そりゃそうだよね。
急に入院になるなんて、普通思わないよね。
しかも、よりによって今日はクリスマスイブ。
どうして今、病院にいるの、私。。
クリスマスイブに入院なんて、誰が想像できる…?
誰も想像なんてしない、よね…?
それから、家族のグループLINEでも入院報告をすることに。
結局入院することになったよょょ!!
もはや心の叫び。笑
LINEを送るとすぐに返信が来て、明日必要な物を持って来てくれる、とのこと。
とりあえず荷物のことに関しては、これで安心。
今日家を出る前に、もし入院になった時のために荷物をまとめておいて本当によかった…
院内コンビニへ
どうやら院内のコンビニへ行ける時間が決まっているらしくて…
5年前に入院した時は、何時に行っても平気だったんだけど、、
まぁでも…
“何時でも”はウソ。笑
消灯時間が過ぎてからは、さすがにダメだったけどね…
今は新型コロナが流行っているから。。
入院している人は、朝と17時以降であれば院内のコンビニを使用していいとのこと。
入院している患者さんと外来の患者さんが接触しないように、病院側も考えているんだろうけど…
行きたい時に気軽に行けるのがコンビニなんじゃないのぉぉ…!?
しかも朝〜17時までって、、
コンビニに行けない時間長すぎだょ。。
まぁ…
今の私はコンビニへ行っても、買えるものは限られるからいいんだけどさ。。
買えるものと言ったら、日用品くらいかな。
許可が出るまで、お菓子やスイーツは食べることができないからね…
とりあえずコンビニへ行って、今日必要な日用品だけ買ってくるか。
メイク落としは必須。
本当はシャワーの時にクレンジングしたかったけど、今日は熱があるからシャワーはお預け。
入院になるなら、メイクして来なければよかったな。
その他、何か必要なものがあればその時に買うとして…
それにしても、、
コンビニに行っちゃうと、たくさん美味しいものが並んでいるから誘惑が凄そう。。
だって、もうすでに…
スイーツ爆食いしたい!!
ダメだ…
スイーツコーナーは避けて買い物をするしかない。
見たら絶対に食べたくなる…!!
こんなにワクワクしないコンビニは人生で初めて。笑
早速。
看護師さんに、
「今から、コンビニに行っても大丈夫ですか?」
そう聞いてみると…
「今の時間は外来の患者さんはいないから、コンビニ行っても大丈夫ですよ〜」
と看護師さんは言った。
今日は日曜日だからあまり関係ないけど、平日であればもう外来の時間は、とっくに過ぎている。
すると…
「あ!!待って……!!」
「コンビニに行っていいけど、何か食べるものは買っちゃダメだからね!」
と、看護師さんは慌てた様子で言った。
「はい〜…」
と、やす子風に返事をすると、看護師さんは『うん、うん』と言うように頷きながら病室をあとにした。
早速、鞄から財布を取り出して、コンビニに行く準備をする。
朝、病院に連絡して、そのまま朝ご飯も食べずに急いで家を出て病院に来て…
今、もう夕方なんて、、
早いな。。
でも早い、ような遅いような。
何だか今日は、朝からいろいろありすぎて疲れたな…
財布やスマホを手に持って、点滴スタンドと共に病室から出た。
エレベーターに乗って、背面にある鏡で今の自分の姿を見た時。
5年前と変わらん。笑
思わず、ひとり呟いた。
それにしても…
点滴スタンドが邪魔!!
しかも、今使っている点滴スタンドのタイヤが上手く回らなくて、、
歩いていると、前のめりになって思わず転びそうになる。
数ある点滴スタンドの中で、ハズレを引いてしまったみたい…
“点滴スタンドあるある”な気がする。笑
そして。
エレベーターから降りると、外からの冷たい空気がサーッと体全体を包み込んだ。
寒っ……!!
さすがクリスマスイブ。
年末らしい寒さが身に染みる。
何か羽織ってくればよかったかな、と少し後悔。
でも冷たい外気に触れると、外の世界が近くに感じられる気がして、何だか心地よさもあった。
それから少し歩いたところで、無事コンビニに到着。
特にコンビニの中は狭いから、点滴スタンドが本当に邪魔で。。
ガラガラガラ……
すれ違う人たちみんなに、小声で『スミマセン…』と呟きながらコンビニの中を回っていく。
入ってすぐのところにある日用品コーナーで、まずはメイク落としを手に取った。
それから、何か書くためのシャーペンも。
あとは何か、美味しいもの…
っていつもなら、そう思うんだけど!!
看護師さんから『食べるものは買っちゃダメ!』って言われたから、そのままレジへ向かってお会計を済ませてコンビニから出た。
ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ……
めっちゃお腹すいた。。
空腹感を抑えながら、病棟へと戻った。
そんなこんなで…
また入院生活がスタートしたわけであります。
私のクリスマスはどこへやら。。
入院初日の夜はぐっすりと眠ることができた。
ということで、今回はここまで!
最後に
今回は、
私の闘病日記vol.52
『回腸嚢炎入院レポート
【No.4】』
をみなさんにお話しました。
いかがでしたか?
次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています!
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私の闘病日記vol.53
『回腸嚢炎入院レポート
【No.5】』
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