今回は…
私の闘病日記vol.58
『回腸嚢炎入院レポート【No.10】』
をみなさんにお話ししたいと思います。
前回のお話を読んでいない方はこちらから
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私の闘病日記vol.57
『回腸嚢炎入院レポート【No.9】』
そして。
私と同じ病気で悩んでいる方。
または。
大切な家族に私と同じ病気にかかってしまった方に向けて、
少しでも勇気になればと思っています。
そして。
私みたいに病気ではなくても、
人生を生きていれば誰もが悩みを抱えて生きていますよね。
仕事で抱えるストレスに、人間関係のトラブル。
将来に不安を抱える人や、お金で困って毎日の生活が息苦しくて…
中には『自殺』をしてしまう人だっています。
何か、もう、消えてしまいたくなる気持ち。
私もそういう感情になった時あったので、少し分かる気がします。
でもね…
正直に言えば!!
もしも今のあなたの体に何も病気がなくて、元気な状態であれば…
私は、あなたが『羨ましい』です。
だって…
私は22歳の時、大腸を手術で全部『摘出』してしまったので、
日常生活でも不便なことが多い。
(病気がなくて健康な人は、いいなぁ…)
と思うことも多いです。
でも!
人の悩みに、大きいも小さいもない。
そんな風にも思います。
私みたいに『体』に問題を抱えてる人、
それに体は元気だけど『心』に何かを抱えてる人。
いろいろな人がいるけれど、
『生きてる』ってことは、本当にラッキーなんだよ。
そんな当たり前なことに今回、
あなたが気づいてくれたら嬉しいです。
私の闘病日記
では、ここからは、
私の闘病日記vol.58
『回腸嚢炎入院レポート【No.10】』
をお話していきたいと思います。
パイン味のエレンタール
すると…
エレンタールを飲み進めていくうちに、だんだん苦しくなってきた。
次第に、吐き気も催してくるようになってきた。。
2リットルの下剤の時と同じような現象。。
これは、、
これは、やばいやつかもしれん…
でも、まだ1本目だから、ここで絶対に諦める訳にはいかない。
なんとしてでも飲み進めなきゃ。。
今考えると、こんなに頑張って飲む必要もなかったかな、なんて思ったりするんだけどね。
この時の自分、本当に、結構必死で。笑
エレンタールって、本当は1日かけてゆっくり飲みましょうねっていうやつらしいから。。笑
みんなは、もしエレンタールを飲むことになっても、私みたいに一気飲みしないようにね!笑
そして…
無事に1本目のエレンタールが飲み終わり、、
もうこの時点で既に苦しい。。
ついに、2本目のエレンタールに到達…!!
あと1本。。
頑張るしかない!!
飲んでみると…
あれ…!?
なんかこっちの方が飲みやすいっ!!
これ、、多分…
パイン味!!
ということは、さっき飲んだのは梅味だったのか。。
梅味っていっても、モビプレップの梅感ではなくて、エレンタールの梅味って、なんて言ったらいいのかわからないけど、少し酸っぱめの梅味っていうか、
お菓子でよくある梅味っていうか…
伝わりづらいかもしれないけど、私的には、まぁまぁ飲める感じで。笑
ひとくち飲んで、もう無理ギブアップみたいなほどではないっていうか。
うん、、これなら大丈夫そう。笑
そして、フローズン化に感謝。笑
吐き気始まる
パイン味のエレンタールも、どんどん飲み進めていく。
いくら、味がまだマシだとしても飲み進めていくと同時に、吐き気も増していく。
やばい、、
そろそろ吐きそう。。
気持ち悪い。。
だけど、ここで飲むのをやめたら、あとから絶対飲めなくなってしまいそうで。。
フローズン化もどんどん液体化していってしまう…
頑張れ、、私。。
まだまだいけるぞ、私。。
ゴクゴク。。
もう無理ぃぃぃ…
吐く…!!
その寸前で、無事にエレンタールのパイン味を完飲。笑
もうね、必死。笑
でも、一応2本とも全部飲んだし。。
これで、ひとまず休めば吐き気はなんとかなるか。。
と思い、ベッドで横になって休むことにした。
数分後。
やばい、、
これ絶対やばいやつだ。。
もう吐く…
絶対吐かないと楽になれないやつ、、
いっそのこと、ここで吐いて楽になった方がいいのか。。
いや、でも上手く吐けるか…
どうしたらいい。。
息をするのも苦しくて、、
大腸外科の回診
すると…
大腸外科の回診で、先生たちが病室にやってきた。
ゾロゾロ。。
でも、そこに主治医の姿はなかった。
「櫻根さん、体調どうですか?」
「病棟のお引越しお疲れ様です〜」
と先生は言った。
(体調がどうとか言われましても、、)
回腸嚢炎によって具合が悪いんじゃなくて、エレンタールのせいで具合が悪いってさ、、
もうエレンタール良くないよ。笑
こんなの飲まない方がいい。笑
そして、先生たちは机の上に置いてある空になったエレンタールを見て、
「おぉ…!!」
「もう全部飲んだの…!?」
って。笑
いやもうね、勢いで全部飲まないとやってられないのよ、こちとら。笑
このエレンタールのせいで!!
今!!
現在進行形で、気持ち悪くて大変なの…!!
こんなふうに、強く言えないので…
「一気に全部飲んだら気持ち悪くなっちゃって、、テヘッ」
みたいな感じで言うと、先生たちは
「あぁ!もう〜」
「これ一気に飲まなくていいんだよ〜」
「少しづつでいいのよ〜」
って。笑
うーーん。。
いや、それはわかってるのよ。笑
わかってるんだけどさ、、
飲めないもん。。
というか、飲みたくないから一気に飲むしかないっていうか。。
うわぁぁぁぁぁ。。
誰にも届かぬ悲痛な叫び。笑
そして、先生たちは
「じゃあ、また来ますね〜」
と言って、病室をあとにした。
主治医の回診
ダメだ…
吐き気が全く治らん。。
ベッドに横になると、それはそれで気持ち悪くなるし、だからといって、立っていても気持ち悪くて倒れそうになるし…
もちろん、座っていても気持ち悪くなるし。。
結果、どんな体勢でも辛いという訳です。笑
どうしよう。。
看護師さんを呼んだ方がいいかな…?
ナースコールを押そうかな…?
でもナースコールを押す時って、なんか勇気がいる。笑
私だけ…?笑
そのままナースコールを握りながら、ひとり悩んでいると、意識朦朧としてきた。
もう無理だ。
ナースコールをポチッと押そうと思った、その瞬間…!!
病室のカーテンが開いて、看護師さんが入ってきた。
「櫻根さん〜」
「体調どうですか?」
と看護師さんは言った。
すると続けて、
「あれ!!」
「もうエレンタール飲み終わったの〜!!」
とひと言。笑
みんな口を揃えて同じようなこと言うね。笑
やっぱりこんな一気に飲む人いないのかな。笑
いや、ていうかこんなの普通一気に飲めないわな。
気持ち悪くなるに決まってるよね。笑
すると…
またまた病室のカーテンが開いたと思ったら、そこに主治医も回診にやってきた。
「おぉ…!!もう全部飲んだんですね〜」
「美味しくないと思うけど、ご飯が出ないからね、仕方ないねっ」
うん、、仕方ないかもしれないけども…
もうね、全然笑えないのよ。笑
すると、主治医は
「明日のお昼から重湯が出るからね」
「年内に退院できるように、頑張りましょうねっ」
と言った。
そうだ…!!
私は、エレンタールよりも大事なことを忘れていた…!!
それは…
なんとしてでも、
年内に退院すること!!
これを忘れちゃならん!!笑
そして、主治医と看護師さんは病室をあとにした。
吐き気のこと。。
相談すればよかったんだけど、タイミングが。。
というか逃したというか。。
次、看護師さんが病室に来たときに言おう。。
嘔吐寸前
それからというものの、しばらくひとりで吐き気と戦う。
それがまた、苦しくて辛くて。。
どうしようもできない。
すると…
また病室に看護師さんがやって来た。
今日は看護師さん、病室によく来る。笑
「明日は、朝に採血がありますからね〜」
と、明日やる検査について伝えられた。
でも今の私には、そんなことどうでもいい…
採血とか、本当にどうでもいいの!!!
それどころじゃないのょ。。
吐き気の限界が、そこまできているのよ、、
もう…
もう無理…!!!
吐く!!!
そこで、私は、
「なにか、、袋みたいなのってありますか…?」
「吐きそうで…」
と、看護師さんに聞いてみた。
すると、看護師さんは
「えぇ…!?」
「もしかして、エレンタールを一気に飲んだから…!?」
「あぁ…袋。。」
「ちょっと待っててね」.
と言って、慌てて病室から出て行った。
申し訳ない。。
そして、数秒後。
月形の嘔吐物の入れ物を持ってきた。
よくあるあのピンクの入れ物ね。笑
入院したことがある人なら、1度は目にしたことがあるはず。
すると、看護師さんは
「吐いちゃったら、ナースコールで教えてくださいね〜」
と言って、病室から出ていった。
やばぁぁい。。
吐こうにも、この小さなピンクの嘔吐物の入れ物の中に、ちゃんと吐けるかどうか。。
溢れ出てしまうんじゃないかって。笑
いやもう、そんなことを考えてる余裕なんてないけれども。笑
カギ故障中トイレ
そろそろ、トイレにも行きたくなってきた。
ただ…
トイレへ行くにも問題が。笑
病室にあるトイレはどうしてかは知らないけど、鍵が壊れてて。。
トイレのドアのところに『注意!カギ故障中』って書かれた紙が貼ってあって。笑
いやいや、、
早く直してよ。。笑
だから、トイレの中にいる時に誰か入ってきたら嫌だから、いつもは病棟のあちこちにある来客用のトイレに行くことにしていて。
でも、トイレに行きたくても、今は吐き気で来客用のトイレまで歩くのも本当に辛くて…
今、来客用のトイレに行くのは体力的にきっと無理。。
だからベッドから近い、カギが故障しているトイレに行こうか。。
でも、、
もし誰かが入ってきたら…
想像しただけで無理すぎる。笑
それでも、今とにかく、猛烈にトイレに行きたい。。笑
思い切ってベッドから起き上がってみる。
横についている柵に手をかけて、その場で立ってみる。
すると…
やばい…
体がフラフラして、だるいし、吐きそうだし。。
まっすぐ歩けるかどうかっていう感じで…
今すぐにでも吐きそう。
急いでトイレへ行って、いっそのこと吐いてしまおうか。
そう思ったけど、でも吐くのは苦しいから嫌…
でも吐かないと、きっとずっとこのまま苦しいままだし。。
でも、できれば吐きたくない!!
そう思って、トイレは諦めることに。
まだ我慢はできる!笑
それから、またベッドに横になって、なんとか寝ようと試みる。
だけど、全くといっていいほど眠れない。
当たり前だけど…笑
でも、目を瞑って眠る努力をすることにした。
ということで、今回はここまで!
最後に
今回は、
私の闘病日記vol.58
『回腸嚢炎入院レポート【No.10】』
をみなさんにお話しました。
いかがでしたか?
次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています!
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私の闘病日記vol.59
『回腸嚢炎入院レポート【No.11】』
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本当にありがとうございました。