私の闘病日記

私の闘病日記vol.7〜大腸癌宣告編〜『紹介された総合病院へ』

あゆ
あゆ
こんにちは!

今回は…

私の闘病日記vol.7
『紹介された総合病院へ』

をみなさんにお話ししたいと思います。

前回のお話を読んでいない方はこちらから

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

私の闘病日記vol.6
『大腸癌宣告』

私の闘病日記vol.6〜大腸癌宣告編〜『大腸癌宣告』 今回は… 私の闘病日記vol.6 『大腸癌宣告』 をみなさんにお話ししたいと思います。 前回のお話を読んでいない方はこちらか...

そして。

私と同じ病気で悩んでいる方。

または。

大切な家族に私と同じ病気にかかってしまった方に向けて、

少しでも勇気になればと思っています。

そして。

私みたいに病気ではなくても、

人生を生きていれば誰もが悩みを抱えて生きていますよね。

仕事で抱えるストレスに、人間関係のトラブル。

将来に不安を抱える人や、お金で困って毎日の生活が息苦しくて…

中には『自殺』をしてしまう人だっています。

何か、もう、消えてしまいたくなる気持ち。

私もそういう感情になった時あったので、少し分かる気がします。

でもね…

正直に言えば!!

もしも今のあなたの体に何も病気がなくて、元気な状態であれば…

私は、あなたが『羨ましい』です。

だって…

私は22歳の時、大腸を手術で全部『摘出』してしまったので、

日常生活でも不便なことが多い。

(病気がなくて健康な人は、いいなぁ…)

と思うことも多いです。

でも!

人の悩みに、大きいも小さいもない。

そんな風にも思います。

私みたいに『体』に問題を抱えてる人、

それに体は元気だけど『心』に何かを抱えてる人。

いろいろな人がいるけれど、

『生きてる』ってことは、本当にラッキーなんだよ。

そんな当たり前なことに今回、あなたが気づいてくれたら嬉しいです。

私の闘病日記

では、ここからは、

私の闘病日記vol.7
『紹介された総合病院へ』

をお話していきたいと思います。

あゆ
あゆ
レッツゴー!!

手術を受ける覚悟

癌宣告を受けた次の日。

朝、目が覚めた時、昨日のことが全部ウソだったらいいのにと思った。

そもそも、何でこんなことになってしまったんだろう?

突然やってきた想定外な現実。

これから先のことを考えるとすごく不安になってきて、

辛くなってきて、もう泣きたいくらいだった。

とにかく今は、何も考えたくない。

(もうこれ以上、誰も何も言わないで…)

自分の心がボロボロに壊れていきそうだった。

(これから私はどうなるの…)

せっかく優しくて良い先生に出会えたと思ったのに、

また病院も変わっちゃうし先生も変わるなんて。

他の重い病気に比べたら自分はまだ初期の癌だし、

軽いのかもしれないけれど。

当分の間は、定期的に内視鏡検査で

大きくなったポリープを取ってもらっていればいいと思っていた。

自分が癌になるとか、そんなの全く想像していなかった。

(突然そんな癌なんて言われても、どうしたらいいのかわからないよ…)

大きい病院を紹介されて、手術しなきゃいけないくらいだったら、

もう、1年に何回でも内視鏡検査をやってもいいから、

なんとか大腸全摘をしなくてもいい方法はないのかなと考えた。

もっともっと、普段の生活の中でいろいろなことに気をつけていたら、

今回の結果は違っていたのかな。

でも、これ以上何を気をつけたらいいのか正直分からなかった。

大きい病院で、入院とか手術なんて想像すらしたくない。

でも、もう何を言っても現実は変わらないし、頑張るしかない。

『家族性大腸腺腫症(FAP)は、将来、大腸全摘の手術をしなきゃいけない』

って先生に言われてたから、どうせいつか手術しなきゃいけないんだったら、

今手術しておいた方がいいのかもしれない。

嫌なことは、さっさと先に終わらせておきたいし。。

何でもプラスにいい方向に考えないと、

自分がダメになってしまうようで怖かった。

手術をする覚悟を決めなきゃいけない。

もう逃げられない。

癌になったけど手術さえすれば、これからも変わらずに生活できる。

手術さえすれば、これから先も生きることができる。

手術さえすれば生きられるのに、生きられる方法があるっていうのに、

どうしようもなく死にたくなった。

何も考えたくなかったし、考えても

解決することではないし、考えたって仕方ない。

手術しなきゃいけなくなった。

ただそれだけのこと。

考えれば考えるほど、怖くなるのはわかっていた。

先生の話も何も聞きたくない。

自分の病気のことなんか、もう何も知りたくない。

(どうしてこうなるの…何で私は病気なの?)

何だか悔しくて、辛くて、苦しくて、逃げたくて、

怖い気持ちでいっぱいだった。

誰か助けて。

泣いても喚いても仕方ない。

そんなことをしたって、現実は何一つ変わらないのだから。

そして…

大腸癌を宣告されてから、3日後。

紹介された病院へ、家族と一緒に行くことになった。

ドキドキの初診

大腸癌宣告を受けてから、5日後。

2018年12月3日。

これから自分はどうなるのか…

不安で不安で仕方なかった。

だけど…

いつものように平常心を保ち、あまり深く考えないようにした。

家族と一緒に、先生から紹介された大きい病院へ向かう。

病院へ向かう電車の中で、

これから仕事に行くのか、スーツを着ている人。

友達と遊びに行くのか、オシャレな格好をして、

携帯の画面をじっと見つめている人。

外には、いろいろな人がいる。

この電車に乗っている人たちの中で、

病気の人や、癌と診断されたことがある人は、

自分以外にどれくらいいるんだろう。。

自分が癌患者だなんて思いたくない。

信じることなんて、もちろんできない。

(健康っていいな…)

(元気っていいな…)

(病気じゃないっていいな…)

今まで生きてきた中で、こんなふうに考えたことは一度もなかった。

涙が溢れてきそうなのを必死に堪える。

そんなことを考えていたら、あっという間に紹介された病院に到着した。

病院の中へ入ると…

先生や看護師さん、患者さんでいっぱいだった。

まぁ、病院だから当たり前なんだけど。。笑

自分がこの病院で、入院、手術をすると思ったら一気に怖くなってしまった。

もう現実から目を背けることもできない。

諦めるしかない。

そう思った。

先生からもらった紹介状を受付の人に渡して、診察券を作ってもらった。

受付の人に、

「外科の外来へ行ってくださいね」

と言われた。

(外科…かぁ。。)

(なんか、、ショックだなぁ。。)

そして、

そのままエスカレーターに乗って外来へ向かう。

外来の待合室は、広くもなく狭くもなくという感じだった。

患者さんたちで溢れかえっていた。

(っていうか、混みすぎなんですけど…)

自分の番号が呼ばれるまで、家族と話をして待つことにした。

予約をしていなかったからか、なかなか呼ばれない。

(まだかな、まだかな…)

すると…

やっと自分の番号が電子掲示板に表示されて、指定された番号の診察室へ入る。

チャラ男先生との出会い

診察室のドアを開けて中に入ると…

1人の先生が椅子に座っていた。

しかも首元には、チャラチャラしたネックレス。。

お互いに軽く挨拶を交わして、椅子に座るように促された。

(こんなチャラチャラしてて…本当に医者…!?)

(手術とか、、それだけは勘弁…)

というかそのネックレス…

チャラすぎ!!!笑

大きい病院の先生って、こんなにチャラいの?

身なりや態度がチャラチャラ。。

すごく不安。

しかもイケメンじゃないし、テンションガタ落ち。笑

めっちゃ失礼だけど。。笑

自覚症状、家族構成など今までのことを細かく聞かれた。

どうやら今日は、手術の日を決めるのではなく、

大腸全摘手術をする前に、色々な検査をしなきゃいけないらしく、

その検査の予約だったり、あとは、、いろいろ話を聞いたり。笑

手術前に様々な検査をする理由について、

「他の臓器に病気はないかとか、転移はしていないかなどを調べるためです」

とチャラ男先生は言った。

・大腸内視鏡検査
・胃カメラ
・注腸検査
・造影剤CT
・甲状腺エコー
・PET検査
・血液検査
・呼吸機能検査
・尿検査
・レントゲン

などなど…

こう見ると、結構あるな。。笑

今までやったことがない検査もするということで、少し不安になった。

しかもまた、大腸内視鏡検査…

本当、最悪でしかない。。

初日の今日は、

血液検査とレントゲンと呼吸機能検査、尿検査をすることになった。

その結果を聞いたら、今日は家に帰ることができるらしい。

診察室から出て、それぞれの検査場へ行って、

順調に検査は終わっていった。

1番大変だったのは、呼吸機能検査。。

フーーーッ!!

こんなふうに、思いっきり苦しくなるまで息を吐いて、

肺の機能を調べる検査…

やったことがある人は、わかるはず。。

私、すっごい苦手。。

そして…

今日やらなければいけない検査を全て終えて、

また待合室で呼ばれるまで待つ。

電子掲示板に番号が表示されて、診察室の中へ入る。

内視鏡検査予約

チャラ男先生から検査結果を聞く。

すると…

どうやら今回の検査では、何も問題は見つからなかったらしい。

ホッと安心した。。

(とりあえず、良かった…)

他にもたくさん検査をしなければいけないため、

検査の予約をとることになり、予約票などをたくさん受け取った。

・検査の内容
・同意書
・注意事項

などが書かれている紙を受け取りました!

(めっちゃたくさんあるーー…)

「検査の結果は、僕からじゃなくて、◯◯先生から聞くことになりますからね」

どうやら、チャラ男先生が言うには、

これらの検査結果は、また別の先生から聞くことになっているらしい。

(ということは、チャラ男先生は手術とは関係ない人なのかな…?)

◯◯先生ってどんな人なんだろう…

感じの悪い先生だったり、怖い先生だったら嫌だな。。

一通り話が終わって、診察室を出た。

チャラ男先生に、

「看護師から内視鏡検査の説明があるから、待合室で待ってて」

と言われ、椅子に座って待つことにした。

すると…

看護師さんが歩いてきて、内視鏡検査の説明が始まった。

(また、2リットルの下剤飲まなきゃいけないなんて最悪!)

(もう本当に、、最悪…)

前日の夜に飲む錠剤(酸化マグネシウム)、

水に混ぜて飲むピコスルファートナトリウムと、

検査当日の朝に飲む、地獄の2リットルの下剤。

この病院で扱っている2リットルの下剤は、基本『ニフレック』。

だけど、

下剤の種類を変更することも可能ということで、

多少慣れている『マグコロールP』に変更してもらった。

ついこの前、内視鏡検査をしたばかりなのに、

また検査をしなきゃいけない。

その上、2リットルの下剤も飲まなきゃいけないなんて、

これ以上憂鬱なことはない。

 

ということで、今回はここまで!!

最後に…

今回は、

私の闘病日記vol.7
『紹介された総合病院へ』

をみなさんにお話しました。

いかがでしたか?

次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています!

↓↓こちらから続きが読めます↓↓

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本当にありがとうございました。

あゆ
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