私の闘病日記

私の闘病日記vol.11〜膵SPN診断編〜『2泊3日の検査入院スタート』

あゆ
あゆ
こんにちは!

今回は…

私の闘病日記vol.11
『2泊3日の検査入院
スタート』

をみなさんにお話ししたいと思います。

前回のお話を読んでいない方はこちらから

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

私の闘病日記vol.10
『膵臓に写る白い影』

私の闘病日記vol.10〜膵SPN診断編〜『膵臓に写る白い影』 今回は… 私の闘病日記vol.10 『膵臓に写る白い影』 をみなさんにお話ししたいと思います。 前回のお話を読んでいない方は...

そして。

私と同じ病気で悩んでいる方。

または。

大切な家族に私と同じ病気に
かかってしまった方に向けて、
少しでも勇気になればと思っています。

そして。

私みたいに病気ではなくても、
人生を生きていれば、誰もが
悩みを抱えて生きていますよね。

仕事で抱えるストレスに、
人間関係のトラブル。

将来に不安を抱える人や、
お金で困って毎日の生活が息苦しくて…

中には『自殺』を
してしまう人だっています。

何か、もう、
消えてしまいたくなる気持ち。

私もそういう感情になった時あったので、
少し分かる気がします。

でもね…

正直に言えば!!

もしも今のあなたの体に
何も病気がなくて、元気な状態であれば…

私は、
あなたが『羨ましい』です。

だって…

私は22歳の時、大腸を手術で
全部『摘出』してしまったので、
日常生活でも不便なことが多い。

病気がなくて健康な人は、
いいなぁ…

と思うことも多いです。

でも!

人の悩みに、
大きいも小さいもない。

そんな風にも思います。

私みたいに『体』に問題を抱えてる人、
それに体は元気だけど『心』に
何かを抱えてる人。

いろいろな人がいるけれど、
『生きてる』ってことは、
本当にラッキーなんだよ。

そんな当たり前なことに今回、
あなたが気づいてくれたら嬉しいです。

私の闘病日記

では、ここからは、

私の闘病日記vol.11
『2泊3日の検査入院
スタート』

をお話していきたいと思います。

あゆ
あゆ
レッツゴー!!

入院手続き

2019年1月7日。

検査入院当日。

ついにこの日がやってきた。。

午前11時に入院の受付をすることになっていたため、朝早くに家を出て病院へ向かった。

もう何だか、
すっごく憂鬱。。

検査のためだけに入院することになるなんて、、

2泊3日の入院ということは、明後日には家に帰れる…

そう思って頑張るしかない。

そして…

無事、病院に到着!

入院手続きをするために、受付の人に書類を渡す。

それから呼ばれるまで、椅子に座ってひたすら待つ。

もうすでに家に帰りたい…

周りを見渡すと、私以外にも今日入院する人は数人いた。

『入院』という非現実的な感じと、先の見えない不安から恐怖を通り越して、変なワクワク感さえあった。

テスト前の変なテンションみたいな、、そんな感じ。笑

すると…

「櫻根さん〜」

思ったよりも早く呼ばれた。

「櫻根さんが今回入院するのは、8階になります」

と、受付の人から言われた。

あれ……

たしか先生から、入院する病棟は『10階』って言われた記憶があるんだけど…

まぁ、、もうこの際どっちでもいいけど。。

そして…

無事に入院手続きを終えて、受付の人から病棟までの行き方について説明を受けた。

病棟の看護師さんに渡す書類などを手に持って、エレベーターに乗って入院する8階病棟へ向かった。

いざ、病棟へ

受付の人が言っていた通りに、エレベーターに乗って8階病棟へ向かう。

ドキドキドキドキ…

急にすごい緊張してきた……

エレベーターで一緒だった点滴スタンドを引いている患者さんの姿を見ると、パパのことを思い出した。

点滴スタンドを引いて歩いた時の、あの『ガラガラガラ…』っていう音を聞いたのも久しぶり。。

病院って、、
やっぱり嫌だな……

そして…

ピンポン……

ついに8階病棟に到着した。

エレベーターから降りた瞬間、外来エリアと雰囲気が全然違うことに気がついた。

やばい。。

私、本当に入院するんだ……

今になって急に入院する実感が湧いてきて、思わず足がすくんだ。

そのまま歩いてナースステーションの方へ向かう。

病棟は思ったよりも明るい雰囲気で、少し安心した。

イメージ的には、もっとこう暗くて幽霊が出そうで、、

っていうのを想像していたから。。笑

そして…

ナースステーションに到着すると、看護師さんがたくさんいた。

そのうちの1人の看護師さんが私に気がついて、こちらに向かって歩いてきた。

看護師さんに、

「今日から入院することになった櫻根ですけど…」

と伝えて、入院の書類を渡した。

すると…

ナースステーションの目の前にある椅子を指差して、

「あそこで座って待っていてくださいね〜」

と看護師さんから言われた。

周りをキョロキョロ見渡し落ち着かない中、少しの間待っていると…

「櫻根さんですね、こんにちは〜」

と声をかけられた。

お互い軽く挨拶を交わし、話を聞いている中で、今日の日勤担当の看護師さんということがわかった。

ナースステーションの前で身長と体重を測ったあと、今回入院する病室を案内してくれるとのことで、一緒に歩いて向かう。

ドキドキドキドキ…

何だかこの感じ、、

紹介された物件を内見しに行く時みたいなドキドキ感。笑

そして…

看護師さんは、ある病室の前で立ち止まって、

「病室はこちらになりますね〜」

と言った。

看護師さんと一緒に病室の中へ入ると…

4人部屋の大部屋で、ひとつひとつのベッドはカーテンで仕切られていた。

意外とキレイ……!!

思っていた以上に病室はキレイで明るくて、少し感動。笑

自分のベッドの位置は出入り口側のため、窓側よりは少しだけ暗く感じたけど、そんな気にならないし、なんなら結構落ち着く。笑

8階の病室の大きな窓から見える景色は、結構いい眺めだった。

すると看護師さんは、

「また後で来ますね〜」

と言って、病室をあとにした。

無事に2泊3日終わるかな…

検査つらくないかな…

頭の中でいろいろ考えた。

すると…

同じ病室のおばあちゃん2人が、会話している声が聞こえた。

病室が静かすぎて、会話の内容が耳に入ってくる。

もちろん盗み聞きをしているわけではなくて、もう自然と聞こえちゃう距離だから。。笑

2人のおばあちゃんの会話から、わかったことがひとつ。

8階って、、
消化器病棟じゃないんだ……

ここの病棟、つまり8階病棟に入院している人は、みんな整形外科の患者さんだということが判明した。

たしかにさっきナースステーションの前で待っている時、松葉杖を使って歩いている人いたなぁ…

それと同時に、

ここの病棟に入院している患者さんたちは、内臓的な部分は元気なんだな…

いいなぁ。。

なんて、心の中で思っちゃったの。。

少しだけ、、羨ましいなって…

整形外科で入院している患者さんたちも、大変だと思うんだけどさ。。

それに、体に何か病気を抱えていながら、整形外科でも治療を受けているっていう人も中にはいるかもしれないし、、

自分がどんどん嫌になっていく…

すると…

日勤担当の看護師さんが病室に来て、採血をしたり血圧を測ったりシャワーの予約をした。

採血は、、

私の血管が見えにくく、何度か失敗されてしまって。。

採血が得意な看護師さんを呼んで、やっとのことで成功。笑

いや、、もう血管細すぎて、逆に申し訳ない。。

血管が太い人
羨ましい……!!笑

病院食のカレーライス

看護師さんから、2泊3日の入院についての説明が一通り終わると、ちょうどお昼ご飯の時間になった。

病院食って、、

何か嫌だ……

わがままばかり言って、本当に申し訳ないんだけど、、

すると…

「ご飯を配膳するので、机の上は片付けておいてください」

と放送で流れた。

それから数分後。

看護師さんがカーテンを開けて病室に入ってきた。

手元を見ると、大きなお盆に乗ったお昼ご飯。

「お名前と生年月日をお願いします!」

と言われてそのまま伝えると、看護師さんはお盆ごと机の上に置いて、

「ごゆっくりどうぞ〜」

と言って、病室をあとにした。

検査の時もそうだったけど、病棟でも何かあるたびに『名前』と『生年月日』を伝えなければいけないみたいで。。

なかなかまだ慣れない。笑

机の上に置かれたお昼ご飯を見てみると…

カレーライス。

えっ……

病院食で、
カレー出るの……!?笑

ビックリというか、ちょっと衝撃的。

病院食でカレーが出るなんて、思ってもいなかったから。笑

というか病院食って、もっとなんかこう、何ていうのかな、、

薄味なイメージが強いというか。。

味がしないような、味が薄いご飯だけが出るようなイメージだったから。

もちろんカレーが出たことは嬉しかったけど…

でも全然食欲もないし、どうしても食べる気にはなれなかった。

というか、、

食べたくない……

家でママが作ってくれるカレーが無性に食べたくなった。

もちろん病院では、ママの手作りカレーは出てこない。

でも…

病院で出されたご飯はちゃんと食べないといけない…よね。。

美味しいとか美味しくないとか関係なく、とにかく体のために食べないと…

そう思って、一気にカレーを胃の中に詰め込んでいく。

そして…

秒で完食……!!

思ったより味は薄くなくて、ごく普通のカレーだった。

だけど慣れない病室での食事、それから雰囲気などもあって、美味しいとは思えなかった。

もしファミレスとかで食べていたら、美味しく感じたのかもしれないけど…

自分で言うのもなんだけど、本当わがまますぎる。。

30分間シャワータイム

明日は膵臓の検査があるため、今日中に必ずシャワー浴をしなければいけないとのことだった。

事前に、今日の13時にシャワー室の予約をしていた。

いつも家では夜にお風呂入るから、お昼頃に入るのは何だか変な感じ。。

早速準備をして、病棟内にあるシャワー室へ歩いて行く。

看護師さんから、シャワー浴について説明を受けた内容を思い出す。

シャワー室はキレイに使うこと、、これは当たり前だけど。笑

そして…

緊急時や体調が悪くなった時、困ったことがあったら、シャワー室に設置されているナースコールのボタンを押すこと。

それから…

シャワー浴の
時間枠
は『30分間』

しかも!!

シャワーと着替え、それからドライヤーをする時間も全部含めて、『30分間』で済まさないといけないとのことだった。

いやいや、、

いくらなんでも、
短すぎる……!!

そして…

少しでも長く滞在できるように、5分程早めにシャワー室に到着した。

フライング、、本当はいけないことかもしれないけど。。笑

シャワー室の扉にカギがかかっていないことを確認して、中に入る。

よし……!!

誰もいない……

今がチャンス。。

病棟のシャワー室は、結構狭かった。

鏡のついた洗面台と、脱衣所、それから浴室。

制限時間内に、速攻で入らなければいけない。

30分だけで間に合うかな…

家みたいに『ゆったり、たっぷり、の〜んびり』と入っている場合じゃない。。

『ホテル三日月〜』じゃないのよ。笑

このCM懐かしいね。。笑

とにかく急いで体と髪、顔を洗って、着替えて、急いでドライヤーも終わらせて…

もう焦りすぎて、訳わかんなくなって、、笑

そして…

無事、時間内に
シャワー浴完了……!!

なんとか間に合った…

時計を見ると、そんなにギリギリ、、っていうほどでもなかった。笑

こんなに焦って、急いで入る必要もなかったくらい結構余裕。

荷物をまとめて、そのまま病室に戻った。

病棟で過ごす夜

大きな窓の外を見ると、まだ明るかった。

今日は、
もう家に帰れないんだ……

そう思うと、すごく寂しい気持ちになった。

完全なるホームシック状態。。

今回は2泊3日の入院。

だけど手術入院の時は、そう簡単には帰れないんだな、と改めて思った。

今日はもう特にやることはないから、病室でゆっくりすることにした。

ぼーっとして過ごしていると、あっという間に外もだんだん暗くなってきて。。

そして…

「じゃあ、そろそろ帰ろうかな…」

とママは言った。

「うん、、そうだよね…」

と言って、一緒に病室を出た。

病棟のエレベーターの前まで、お見送りしに行った。

「じゃあ、また明日ね!」

そうママと言い合ってバイバイした。

病室に戻ると、ベッドにひとり。

一気に寂しさが込み上げてきた。

寂しすぎる……!!

私も家に帰りたい……

ママと一緒に電車に乗って家に帰って、ご飯を食べて、、

自分のベッドで寝たい。。

入院って、、本当に嫌だな…

とにかく早くこの病院から出て、家に帰りたい。

すると…

時刻は18時。

夜ご飯の時間になって、ご飯の配膳が始まる。

看護師さんが病室に入ってきて、

「櫻根さん、お食事です〜」

「お名前と生年月日お願いします!」

と言われて、そのまま看護師さんに伝える。

机の上に置かれた夜ご飯のメニューを見ると…

・米飯(170g)
・蒸目鯛ごまだれ(100g)
・ピーマン添え
・切干し大根の中華風サラダ
・いんげん浸し
・オレンジ(3/6)

なるほど…

本日2回目の病院食。。

いただきます!!

食べていくと…

意外と美味しい。笑

病院食っぽくないというか、、

少しこの病室の空間に慣れてきたということもあって、自然といつものように食べることができた。

特別お腹が空いていたわけではなかったけど、ご飯が進む進む。。笑

そして…

全て完食……!!

夜ご飯を食べ終えて、病室でのんびり過ごす。

入院って、、

こんなに暇なんだな…

やることもないし。。

家から何か、暇つぶしできるような物を持って来ればよかった…

ベッドで横になって外の夜景を見ながらボーッとしていると、あっという間に消灯時間になった。

病棟の消灯時間は21時。

いやいや、、

早すぎかよ。笑

いつもだったらまだ夜の9時なんて、テレビでドラマを見てダラダラして…

次の日が休みなら、夜更かしをしたり。。

もう、、

帰りたい。。

すると…

病室に看護師さんが来て、

「では、部屋の電気消しますね〜」

と言うと、病室の電気は消えて真っ暗になった。

電気、、消えちゃった……

それと共に気持ちも暗くなって、憂鬱な気分になった。

窓から見えるビルの夜景。

空は暗くて、街灯の光がキラキラと光っている。

外で歩いている人が羨ましい。

みんな家へ帰って、美味しいご飯を食べて、ゆっくりお風呂に入って、自分のベッドで寝る。

そんな当たり前のようなことが、すごく羨ましく感じた。

今までそんなこと思ったこともなかった。

天井を見つめながら、頭の中で考える。

早く退院するためには、
検査を頑張るしかない……

検査が終わらないと、家には帰れない。

この日、ちゃんと夜眠れるかなって心配だったけど、、

そんな心配とは裏腹に、そのままぐっすり眠ることができた。

 

ということで、今回はここまで!!

最後に…

今回は、

私の闘病日記vol.11
『2泊3日の検査入院
スタート』

をみなさんにお話しました。

いかがでしたか?

次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています!

↓↓こちらから続きが読めます↓↓

私の闘病日記vol.12
『超音波内視鏡下穿刺吸引法
(EUS-FNA)』

私の闘病日記vol.12〜膵SPN診断編〜『超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)』 今回は… 私の闘病日記vol.12 『超音波内視鏡下穿刺吸引法 (EUS-FNA)』 をみなさんにお話ししたいと思います。 ...

ぜひ、読んでね!!

SNSもやっています!!

・X(旧Twitter
・Instagram

『櫻根あゆ』で検索してね!

最後までお読み頂き
本当にありがとうございました。

あゆ
あゆ
あなたの人生がもっと素敵になりますように