今回は…
私の闘病日記vol.32
『ICU病棟に到着』
をみなさんにお話ししたいと思います。
前回のお話を読んでいない方はこちらから
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私の闘病日記vol.31
『回腸人工肛門閉鎖術・膵腫瘍核出術』
そして。
私と同じ病気で悩んでいる方。
または。
大切な家族に私と同じ病気にかかってしまった方に向けて、少しでも勇気になればと思っています。
そして。
私みたいに病気ではなくても、人生を生きていれば誰もが悩みを抱えて生きていますよね。
仕事で抱えるストレスに、人間関係のトラブル。
将来に不安を抱える人や、お金で困って毎日の生活が息苦しくて…
中には『自殺』をしてしまう人だっています。
何か、もう、消えてしまいたくなる気持ち。
私もそういう感情になった時あったので、少し分かる気がします。
でもね…
正直に言えば！！
もしも今のあなたの体に何も病気がなくて、元気な状態であれば…
私は、あなたが『羨ましい』です。
だって…
私は22歳の時、大腸を手術で全部『摘出』してしまったので、日常生活でも不便なことが多い。
（病気がなくて健康な人は、いいなぁ…）
と思うことも多いです。
でも！
人の悩みに、大きいも小さいもない。
そんな風にも思います。
私みたいに『体』に問題を抱えてる人、それに体は元気だけど『心』に何かを抱えてる人。
いろいろな人がいるけれど、
『生きてる』ってことは、本当にラッキーなんだよ。
そんな当たり前なことに今回、あなたが気づいてくれたら嬉しいです。
私の闘病日記
では、ここからは、
私の闘病日記vol.32
『ICU病棟に到着』
をお話していきたいと思います。
全身麻酔からの目覚め
遠くの方から、いろいろな人の声が聞こえる。
何だか周りが騒がしい感じ。。
誰か私に何か話しかけている気もするけど、何を言っているのか全くわからない。
（あれ…私、何やってたんだっけ…？）
何が何だか、状況がわからなかった。
（私は、今どこにいるの？）
（どうして、周りこんなザワザワしているんだろう…）
あぁ。。
そうだった。
思い出した。。
手術だ。。
その瞬間、手術が終わったことに気がついた。
先生や看護師さんが、声を掛け合いながら、
ICU病棟へ移動の準備でもしているのか。。
全く目が開かない。
手術室の電気の光を、微かに感じるくらい。
自分の周りに誰がいるのかも、何人くらいいるのかも、わからない。
ただただ、ベッドの上でじっとしていることしかできなかった。
ポカポカな電気毛布
とにかく眠くて眠くて。。
ベッドの中がポカポカしていて、すごく暖かい。
（暖かくて、何だか心地良い…）
あの時、麻酔科の先生に、
「前回手術の後、すごく寒かった！！」
って言ったから、
今回は、あらかじめベッドの中に、電気毛布を用意してくれたみたい。
ありがたや〜〜。笑
ベッドが少しガタガタ揺れたり、エレベーターに乗っている感じがしたり、
なんとなく部分部分は覚えている気もするけど、
ICU病棟に移動している途中は、ほとんど何も覚えていない。
ICU病棟生活スタート
気がついて目が覚めると…
もうICU病棟のベッドの上で寝ていた。
（あぁ…もうICU病棟に着いてたんだ…）
病室にある時計を見ると、午後4時くらいだった。
（やっと手術終わったんだぁ。。）
前回の手術の時より、2時間くらい早く手術が終わったみたい。
前回、HCU病棟に着いた時は午後6時くらいだった。
ベッドの近くにある椅子に、ママと兄が座っていた。
病室からも病室の外からも、機械の音がピッピッとあちこちから響いていた。
（あぁ。。この感じ…前回のHCUにいた時と同じ…）
機械の音が若干うるさい。。笑
やっぱりHCU病棟で入院していた時と、
今回のICU病棟の病室の雰囲気は、全く一緒のように感じた。
点滴や管の数々
前回の手術後と同じように、自分の体には、
鼻から酸素が入る鼻チューブ、痛み止めの点滴、
人差し指の爪先にパルスオキシメーター、尿の管、
傷口から出ているドレーン（傷口からの液を出すための管）、
そして、
今回、初めての硬膜外麻酔の管が繋がっていた。
よくわからない網状の入れ物の中に、
プラスチックの容器のような、ボタンが付いている謎のものが首にかかっている。
これが硬膜外麻酔みたいなんだけど。。
（え…何これ、、すごい邪魔…）
『硬膜外麻酔』について
後から、硬膜外麻酔について調べてみると…
背中に入っている硬膜外麻酔の管と繋がっているらしく、
そこから痛み止めの薬が、2４時間継続的に入るようになっている。
繋がれているボタンを押せば、硬膜外腔に追加の薬が注入される仕組みで、
痛みが強くなった時に、自分でお薬を追加できるボタンを押して、
痛みを緩和させるのが、硬膜外麻酔らしい。
でも、
投与できる薬の量は、自動的に制限される仕組みになっていて、
ボタンを押しすぎても、使いすぎる心配はないみたい。
ちょっと記憶が曖昧だから、少し違う部分もあるかもしれないけど…
違っていたらごめんなさい！！笑
硬膜外麻酔の効果
点滴や管などなど。。
やっぱり自分の体に、いろいろなものが繋がっていると鬱陶しいね。。笑
絡まったらめんどくさいし。。
何だか私、、
重症みたいじゃん。。笑
やばい人みたい。笑
全然笑えない状況だけど、もうここまでくると、何だか笑えてくる。笑
でも、痛みは不思議とあまりなかった。
硬膜外麻酔のおかげかな…？
前回の手術の後の痛みは、尋常じゃないほどの痛みだったから。。
それはそれはもう、痛みに耐えるのに必死っていう感じで。。笑
だから今回も、痛みがひどいのかと思っていた。
（硬膜外麻酔ってこんなに効き目あるんだ…！！）
ちょっと感動。。笑
動かせられない体
無事に、膵臓の腫瘍は取れたのか…
ストマは閉鎖できたのか…
手術は全部うまくいったのか。。
少し心配だった。
とにかく誰でも良いから、無事に何事もなく手術が終わったのか、
それだけでも知りたかった。
私の体。
今、一体どうなっているんだろう。。
痛みはそこまで強くはないけど、全く体を動かすことができない。
足や腕さえも…
体中がガッチリ固まっているみたいな。。
なんというか、重りが入っているみたいな。。
すごく体がだるくて重いし、寝返りなんてできる状況じゃない。
重力で下へ引っ張られている感じがして、全く動く気になれない。
あっという間の面会時間
ICU病棟での面会時間は、HCU病棟と比べて、
短く決められているみたいで、
たしか、10分くらいだったかな？
HCU病棟に入院したときは、
面会時間、30分とか1時間とかだった気がする。
病院によって変わるかもしれないけど。。
とにかくICU病棟は、
あまり長い時間いられなかったみたいで、ママと兄とは、すぐにバイバイすることに。。
声を出すことはできなかったから、なるべく笑顔で。
（あぁ…行っちゃったな。。）
ママと兄は病室から出て行くと、
入れ違いに、看護師さんが病室に入ってきた。
看護師さんは、病室に結構、頻繁に来て体温と血圧を測ってくれる。
これから夜は長い。。
ちゃんと眠れるかどうか。。
とにかく早く退院したい…！！
ということで、今回はここまで！！
最後に…
今回は、
私の闘病日記vol.32
『ICU病棟に到着』
をみなさんにお話しました。
いかがでしたか？
次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています！
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