私の闘病日記

私の闘病日記vol.12〜膵SPN診断編〜『超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)』

あゆ
あゆ
こんにちは!

今回は…

私の闘病日記vol.12
『超音波内視鏡下穿刺吸引法
(EUS-FNA)』

をみなさんにお話ししたいと思います。

前回のお話を読んでいない方はこちらから

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私の闘病日記vol.11
『2泊3日の検査入院
スタート』

私の闘病日記vol.11〜膵SPN診断編〜『2泊3日の検査入院スタート』 今回は… 私の闘病日記vol.11 『2泊3日の検査入院 スタート』 をみなさんにお話ししたいと思います。 前回のお話を読...

そして。

私と同じ病気で悩んでいる方。

または。

大切な家族に私と同じ病気に
かかってしまった方に向けて、
少しでも勇気になればと思っています。

そして。

私みたいに病気ではなくても、
人生を生きていれば、誰もが
悩みを抱えて生きていますよね。

仕事で抱えるストレスに、
人間関係のトラブル。

将来に不安を抱える人や、
お金で困って毎日の生活が息苦しくて…

中には『自殺』を
してしまう人だっています。

何か、もう、
消えてしまいたくなる気持ち。

私もそういう感情になった時あったので、
少し分かる気がします。

でもね…

正直に言えば!!

もしも今のあなたの体に
何も病気がなくて、元気な状態であれば…

私は、
あなたが『羨ましい』です。

だって…

私は22歳の時、大腸を手術で
全部『摘出』してしまったので、
日常生活でも不便なことが多い。

病気がなくて健康な人は、
いいなぁ…

と思うことも多いです。

でも!

人の悩みに、
大きいも小さいもない。

そんな風にも思います。

私みたいに『体』に問題を抱えてる人、
それに体は元気だけど『心』に
何かを抱えてる人。

いろいろな人がいるけれど、
『生きてる』ってことは、
本当にラッキーなんだよ。

そんな当たり前なことに今回、
あなたが気づいてくれたら嬉しいです。

私の闘病日記

では、ここからは、

私の闘病日記vol.12
『超音波内視鏡下穿刺吸引法
(EUS-FNA)』

をお話していきたいと思います。

あゆ
あゆ
レッツゴー!!

病棟の朝

2019年1月8日。

ついに…

検査当日。

朝6時。

病棟の朝はとても早い。

病室の電気がついて、朝になったことに気がついた。

あぁ……

そういえば私、
入院してたんだっけ。。

そう思うと、朝から絶望的な気持ちになった。

最悪な目覚め。。

どうしようもなく、帰りたい。

今すぐにでも帰りたい。

病院、、

やっぱり大っ嫌い……!!

窓の外を見ると、空はまだ薄暗かった。

まだまだ眠かったけど、だからといって二度寝もできそうになかったから、結局そのまま起きることにした。

今日無事に検査が終われば、明日には家に帰れる。

そう、、検査さえ終われば…

検査だけなのに、まさか入院になるなんてね。。

起きてから、ずっとため息ばかり。

朝は特に何もすることがない上に、何もする気にもなれない。

入院している人は、みんな何をして過ごしているんだろう…

病棟内を散歩…?

それか、ネットフリックスやアマプラで映画やアニメを観るとか…?

そんなことを考えていると、病室のカーテンが開いて看護師さんが入って来た。

「これから血圧と体温を測っていきますね〜」

と看護師さんは言った。

テキパキと血圧を測って、その間に体温計で熱を測って。。

病棟の朝って、
こんな感じなんだ……

これから手術の時も入院しなきゃいけないけど、慣れるのかな。。

考えれば考えるほど、どんどん気分が落ち込んでいく。

憂鬱すぎる。。

そもそも造影CTで膵臓に異常が見つからなかったら、検査入院なんてしなくて済んだのに。。

どうして膵臓に腫瘍なんてできちゃったんだろう…

膵臓に腫瘍ができるのは、家族性大腸腺腫症(FAP)と関係があるのかな…?

でも、主治医は『家族性大腸腺腫症(FAP)とは関係ない』みたいなことを言っていた気がするんだけど、、

大事なことなのに忘れちゃった。。

もっと生活の中で気を付けていたら、こんなことにはならなかったのかな…?

今更そんなことを考えたって、現実は何も変わらないのはわかっているんだけどね…

起きてしまったことは仕方ない、、よね。。

今回の検査の結果、何も問題ないといいな。。

全ては結果で決まる。

手術で膵臓の腫瘍を取った方がいいのか、このまま取らなくてもいいのか。

どうか、お願いだから。。

手術には
なりませんように……!!

手術だけは嫌。。

今私にできることといえば、ただひたすら祈ることだけ。

いくらつらい検査を頑張ったとしても、結果で何か悪いものが見つかれば、、

きっとあとには苦しみが待っている。

それに手術直後は、想像もできないくらいの痛みが待っているはず。。

こわい……

想像しただけでも恐ろしい。

これからどうなるのかな、、私。

もう未知の世界すぎて。。

恐怖によって次第に、心が真っ黒に染まっていくようで。。

私、、
乗り越えられるかな……?

ふと窓の外を見てみると、もう青空が広がっていた。

だんだん空が明るくなってくる。

朝だ…

いまだに自分が、入院していることが信じられない。。

そして…

朝8時。

病棟では、朝ご飯の時間になった。

私は検査を控えているから、朝ご飯を食べることができないけど。。

病室中に、ご飯の匂いが漂ってくる。

早くいつも通りの当たり前の日常に戻ってほしい…

点滴スタンド

ナースステーションの方から、看護師さん達の話し声が聞こえてくる。

にぎやか。。

なんだか楽しそう。笑

すると…

病室のカーテンが開いて、

「櫻根さん〜」

「今日の日勤看護師の〇〇です!」

今日の日勤担当の看護師さんが、病室にやって来た。

いつ誰が病室に来るか分からないから、結構焦るというかビックリする…

常に気を遣うというか。。

これって、入院期間が長くなるにつれて慣れてくるものなのかな、、

すると看護師さんは、

「検査前に点滴をしなきゃいけないので、準備していきますね〜」

と言って、早速点滴のルート確保をする。

看護師さんは、私の腕に駆血帯を巻いて、どこにルートをとるか決めていく。

私の脆弱な血管よ、、

出てこい……!!

手のひらをグーにして、力と願いを込めて。。

そして看護師さんは、どこにルートをとるか決めたらしく、、

アルコール消毒を済ませて、

「ちょっとチクッとしますよ〜」

と言って、針をスッと刺した。

痛いぃぃ……

やっぱり点滴の針って太いのか、採血より何倍も痛い。。

そして…

「はい、終わりましたからね〜」

よかった……

ルート確保一発成功。

ありがたい。。

無事ルート確保を終えて、看護師さんは病室に点滴スタンドを持ってきた。

点滴スタンドがベッド脇に置かれると、病室が少し狭く感じた。

例の点滴スタンド。。

これを見ると…

『ザ・患者』

そんな感じがして、、

入院している実感が、ますます湧いてくる。

それに…

パパもよく点滴スタンドを引きながら、病棟を歩いていたな、って…

時を超えて、自分とパパの姿が重なったように感じた。

ガラガラガラガラ……

入院している人みんなが持っている、あの点滴スタンド。

まさか自分も点滴スタンドを引いて歩く日が来るなんて、想像すらしていなかった。

病棟にいるだけで、なんだか具合が悪くなってきそう…

検査室へ移動

そして…

ついに、検査の順番が近づいてきたということで、看護師さんと一緒に検査室へ向かうことになった。

「それでは、これから検査室へ移動しますよ〜」

と看護師さんから言われた。

点滴スタンドを引いて、看護師さんと一緒に内視鏡検査の待合室へと向かう。

どうやら病棟から待合室に向かうときは、職員用のエレベーターを使うらしい。

職員用エレベーターは、薄暗くて気味が悪くて、何だか寒気がした。

無機質な感じというか。。

ここ夜、
絶対幽霊出そう。。笑

そんなことを考えながら、看護師さんと検査室まで歩いていく。

そして…

無事に、内視鏡検査の待合室に到着した。

待合室には、外来で来ている患者さんが数人。

ここにいる人、
みんな外来なんだ……

検査が終わったら、家に帰れるんだ…

いいなぁぁぁ……

羨ましい。。

外来で来ている患者さんたちを見て、自分もますます家に帰りたくなった。

いっそのこと…

このまま病院を抜け出して、家に帰ってしまおうか、、

そんなことを思っても、自分にはそんな勇気なんてない。

度胸もない。

外の世界が、
ものすごい遠く感じる。

そして…

病棟から一緒に来てくれた看護師さんと一旦、待合室でお別れした。

「検査が終わった頃、また迎えに来るからね!」

と言って、看護師さんは病棟へ戻って行った。

大量の喉麻酔

検査の順番が回ってくるまで、ひとりで待合室の椅子に座って待っていると…

ついに!!

「櫻根さん、検査室に案内しますね〜」

と看護師さんに声をかけられて、一緒に検査室まで歩いて向かった。

検査室に入ると、そこには…

いつもの内視鏡検査の時以上に、いくつもの機械がベッドの周りに並んでいた。

ちょっと雰囲気が違うから、緊張する…

入院しないとできない検査ってことは、結構大変な検査なのかな…?

不安すぎる……!!

すると看護師さんは、

「では、体の左側を下にして検査台に横になってくださいね〜」

と言った。

いつも内視鏡検査を受ける時と同じように、検査台に横になった。

そのまま検査室の奥の方を見てみると…

今回のEUS(超音波内視鏡)の検査をしてくれる消化器内科の先生が椅子に座っていた。

だけど、、

ちょっと苦手かも……

というか、結構苦手、、かも。。笑

すると…

先生は立ち上がって、胃カメラの時と同じように、

「では、これから喉の麻酔をしていきますね〜」

と先生は言った。

やっぱり、、

喉の麻酔は
しなきゃいけないのか……

大きく口を開けて、、

シュッ…シュッ…シュッ…シュッ…シュッ……

先生は何回か『キシロカインスプレー』を私の口の中に吹きかけた。

待って待って待って、、

いつもより量が多い……!!

それを時間をかけて飲み込んでいく。。

相変わらず、、

すっっっごく苦い。。

どうやら今回のEUS(超音波内視鏡)は、胃カメラよりも太い内視鏡を使用するみたいで…

だから喉の麻酔が多めに使われるのか、、

それはわからないけど。。

ただでさえいつも胃カメラの時、飲み込むのに時間かかるのに、今回は量が多いから、、

飲み込むのに、かなり時間がかかる…

口の中全体が苦くて苦くて。。

ゆっくり麻酔の薬を飲み込んでいくと、次第に喉の感覚がなくなっていった。

息がしづらい。。

喉が塞がっていくような感覚。

苦しい……

早く鎮静剤で眠らせて…

超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)

すると…

「では、検査を始めていくので、、よろしくお願いしますね」

「これから鎮静剤を入れていきますよ〜」

と先生は言った。

そして…

さっき病室で点滴ルートをとったところから、鎮静剤を入れていく。

だんだん体が下へ下へ沈んでいくような感覚に陥る。

きたきた、、この感じ……

次第に目も開けていられなくなって、、

気づいたらいつの間にか眠っていた。

 

ということで、今回はここまで!!

最後に…

今回は、

私の闘病日記vol.12
『超音波内視鏡下穿刺吸引法
(EUS-FNA)』

をみなさんにお話しました。

いかがでしたか?

次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています!

↓↓こちらから続きが読めます↓↓

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診断』

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最後までお読み頂き
本当にありがとうございました。

あゆ
あゆ
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