FAP診断編【vol.1~vol.5】

私の闘病日記vol.2〜FAP診断編〜『大腸内視鏡検査準備』

あゆ
あゆ
こんにちは!

今回は…

私の闘病日記vol.2
『大腸内視鏡検査準備』

をみなさんにお話ししたいと思います。

前回のお話を読んでいない方はこちらから

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

私の闘病日記vol.1
『初期症状』

私の闘病日記vol.1〜FAP診断編〜『初期症状』 今回は… 私の闘病日記vol.1 『初期症状』 をみなさんにお話ししたいと思います。 読み始めると、 前回の内容とほと...

そして。

私と同じ病気で悩んでいる方。

または。

大切な家族に私と同じ病気にかかってしまった方に向けて、

少しでも勇気になればと思っています。

そして。

私みたいに病気ではなくても、

人生を生きていれば、誰もが悩みを抱えて生きていますよね。

仕事で抱えるストレスに、人間関係のトラブル。

将来に不安を抱える人や、お金で困って毎日の生活が息苦しくて…

中には『自殺』をしてしまう人だっています。

何か、もう、消えてしまいたくなる気持ち。

私もそういう感情になった時あったので、少し分かる気がします。

でもね…

正直に言えば!!

もしも今のあなたの体に何も病気がなくて、元気な状態であれば…

私は、あなたが『羨ましい』です。

だって…

私は22歳の時、大腸を手術で全部『摘出』してしまったので、

日常生活でも不便なことが多い。

(病気がなくて健康な人は、いいなぁ…)

と思うことも多いです。

でも!

人の悩みに、大きいも小さいもない。

そんな風にも思います。

私みたいに『体』に問題を抱えてる人、

それに体は元気だけど『心』に何かを抱えてる人。

いろいろな人がいるけれど、

『生きてる』ってことは、本当にラッキーなんだよ。

そんな当たり前なことに今回、あなたが気づいてくれたら嬉しいです。

私の闘病日記

では、ここからは、

私の闘病日記vol.2
『大腸内視鏡検査準備』

をお話していきたいと思います。

あゆ
あゆ
レッツゴー!!

病院通いの幕開け

ママと一緒に電車に乗って病院へ向かった。

病院の外観を見ると…

『ザ・町医者』という感じの、こじんまりとした小さな病院だった。

まさにアットホームみたいな感じ。

(あぁ、、嫌だな…早く帰りたい。。)

(大丈夫かな…)

恐る恐る自動ドアの前に立って中へ入ると…

病院特有の重苦しい雰囲気と、薬品の匂いが広がっていた。

音をたてないよう静かに靴を脱いで、スリッパに履き替える。

受付の看護師さんに、

「内視鏡検査の予約に来ました」

と伝えて、保険証を提示する。

看護師さんから、

「呼ばれるまで少し待っていてくださいね」

と言われた。

椅子に座って、おとなしく待つことにした。

(ドキドキ…)

結構狭い病院だけど、診察する部屋がいくつかあった。

診察室に呼ばれる前はすごく不安で、すごく怖かった。

(先生から何て言われるんだろう…)

悪い想像ばかりが膨らんでいった。

『心配』『不安』『恐怖』

そして…

アナウンスで自分の名前が呼ばれて、待合室に響き渡る。

そっと静かに椅子から立ち上がって、診察室の方へ向かった。

診察室のドアを横にスライドして、恐る恐る中へ入る。

すると…

おじいちゃん先生が椅子にポツンと座っていた。

私も椅子に座ると、いくつか問診された。

・血便はいつから出ている?
・腹痛はある?
・血の色は赤黒いのか、真っ赤な鮮血?

などなど…

血が赤黒いとか、真っ赤なのか、そんなの正直わからない。

赤黒いかと言われれば、赤黒い血なのかもしれない。

でも、

真っ赤な鮮血だったかと言われれば、真っ赤な鮮血だったかもしれない。

(どっちにしろ血は血なんだから、早くどうにかして…!)

とにかく今は、1秒でも早く病院から出たかった。

聞かれた質問を次々と答えていく。

最後に…

「私が小さい頃、父が大腸癌で亡くなってて…」

と先生に説明した。

一通りお話が終わると、やっぱり内視鏡検査をした方がいいとのことだった。

まぁ、そうくると思ってたけど…

大腸内視鏡検査は、何も異常がなければ20分くらいで終わるらしい。

早いんだか、遅いんだか。。

問診と内視鏡検査の予約が済んで、待合室に戻る。

別室で看護師さんから検査の説明を受けた。

一緒に同意書を見ながら検査による『出血』『腸管裂孔』『死亡率』など…

ちなみに、、

『腸管裂孔』とは?

腸に穴が開くこと。

大腸は極めて薄い臓器臓器なため、裂孔率が2%、もしくは研究結果によっては10%ほどあると報告されている。

私調べなので、確実じゃないかもしれないけど。。

間違えてたらごめんなさい!!

でも、10パーセントって、結構な確率な気がする…

もしも腸管裂孔が疑われる場合は、直ちに開腹手術が行われるらしく。。

怖っ!!!

意外と内視鏡検査ってリスクが高いのかな…

(検査をするだけなのに、出血とか死亡率とか大袈裟な気もするけど…)

たった検査をするだけなのに、死んじゃうこともあるんだ、と少し驚いた。

死亡率0.0004%で、すごい稀だけどね。

そして…

・検査前の食事リスト
・酸化マグネシウム
・ピコスルファートナトリウム
・マグコロールP(2リットル)

をもらった。

看護師さんから身振り手振りで、

当日の下剤の作り方や、飲み方をわかりやすく説明してもらった。

説明が終わって、この日はそのまま家に帰った。

すごく心配だし不安だった。

検査をしないと本当のことはわからない。

何かの病気じゃないといいな。

癌じゃないといいな。

私は、あとどれくらい生きられる?

あとどれくらいこの先、元気で過ごすことができる?

(きっと大丈夫、なんとかなるよね…)

そう自分によく言い聞かせて、内視鏡検査までの日々を送った。

徹底した食事制限

検査3日前。

ついに食事制限が始まった。

内視鏡検査前は、いつもよりも水分を多く摂らなきゃいけなかったり、

繊維の多いもの

例えば…

・こんにゃくやワカメなどの海藻類
・キノコ類
・豆類
・生野菜
・種のある果物

などなど。。

これらを食べるのを避けなきゃいけない。

食べちゃいけない物のほとんどが体に良いものばかり…

何だかこの3日間は、免疫が下がりそうな予感。。笑

仕方ないけどさ。。

病院からもらった検査前日まで

『食べてもいいもの』『食べてはいけないもの』

が書かれたリストを参考にして、3日間を過ごした。

食べてもいいものは、

・カステラ
・うどん
・柔らかめのパン
・おかゆ

などなど…

ほぼ炭水化物。。

(風邪を引いた時に食べるものばかり…)

これらを食べても食べた気がしなかった。

内視鏡検査前日の夜ご飯に関しては、

特に軽めの食事で、20時までに食べなきゃいけないという決まりがあるらしい。

食べちゃダメって言われると、なんだか無性に食べたくなってしまう。笑

いつもより水分も多くとるように心掛けた。

もう少しで内視鏡検査があると思うと、家にいても全然落ち着かなかった。

(早く内視鏡検査終わって…!!!)

大腸内視鏡検査前日

そもそも大腸内視鏡検査って、どういう流れで検査していくんだろう。。

過去に一度もやったことがないし、何もわからないから、

検査前はずっと生きた心地がしなかった。

ただただ、内視鏡検査が早く終わってほしい。

それだけだった。

今回は…

2リットルのマグコロールPという腸管洗浄剤(下剤)を飲んで、

大腸の中を空っぽにしないといけない。

朝から2リットルって…

全く飲める気がしなかった。

粉状の下剤が入ったプラスチック製の入れ物を眺めながら、いろいろ考えた。

(検査いやだな、早く明日が終わればいいのに…)

(たったの2〜3時間で2リットルも飲める人いるの?)

そんなことを考えていると…

ますます、どんよりとした暗い気持ちになっていった。

(マグコロールっていう下剤は初めて聞くけど、一体どんな味がするのかな?)

兄が内視鏡検査をしたときは『ニフレック』という腸管洗浄剤を飲んでいた。

ニフレックは、レモンの匂いがして、味はゴムみたいと兄は言っていた。

いかにも不味そうだし、ゴムの味がするって、、相当やばい気がする。笑

私、絶対無理だ。。

みんなもそうかもしれないけど…

内視鏡検査前の予習ということで…

Googleで『マグコロール 味』と検索して調べてみることにした。

検索の結果…

クチコミなどを見てみると、ほとんどの人が『ポカリのような味』と言っていた。

(ポカリ…なんだか飲めそうな気がしてきたぞ…!)

どうやら…

マグコロール以外の下剤でも、

事前に冷蔵庫でキンキンに冷やしてから飲むと、

スムーズに飲むことができるらしい。

確かに、ぬるい常温で飲むよりも、

冷蔵庫で冷やして飲む方がグイグイ飲めそうな気がした。

(よかった…前日にちゃんと予習しておいて)

早速、下剤作りを始める。

粉が入っているプラスチック製の入れ物の中に2リットルの水を入れる。

バーテンダーにでもなったかのように上下に振って、粉を全部溶かしたら調理完了。

調理っていう程のことじゃないけど。。笑

それから冷蔵庫に入れて冷やした。

病院で使われる医療用の飲み物とか食べ物を口にするのは、すごく抵抗があった。

飲み物だけど、飲み物じゃないみたいな。

人間が飲むような、この世の飲み物じゃないみたいな。

なんか自分でも、何を言っているのかよくわからないけど…笑

前日までは食事制限しなきゃいけないから、ご飯はあまり食べられない。

だけど…

検査が終われば、また普通に好きなだけ食べることできる。

(とにかく検査が終わるまで、嫌でも頑張らなきゃ…!)

もう検査からは逃げられない。

地味に辛いピコスルファート

検査前日の寝る前。

目薬のような入れ物に入っている『ピコスルファートナトリウム』という下剤を、

コップに入れて水で薄める。

すると…

水面に油のようなものがプカプカ浮き始めた。

(うわっ!!なんだこれ…!!)

見た目は、油の混じった水のようだった。

ここでじっと眺めていてもしょうがない…

飲まなきゃ…!!!

コップを持って、息をしないように喉にどんどん流し込んでいく。

残りの量を目で確認し続けながら、

なるべく何も考えないようにしてゴクゴク飲んでいく。

これ…

味は水のようで水じゃない。

ほのかに甘い風味がして、すっごく不味い。

(気持ちわるっ!!)

飲んでいくにつれて、体がどんどん受け付けなくなっていく。

いかにも『医療用の飲み物』という感じ。

わかんないけど。笑

人工的な匂いもして、思わずオエッと吐き出しそうになった。

後先何も考えずに、大量の水で薄めたから全部飲むのが結構辛かった。

だけど…

無事に全て飲むことができた。

こんな量を飲むだけでも、まずくて大変だった。。

明日の朝、2リットルの下剤をスムーズに全部飲むことができるのか…

全部2リットル飲める自信なんて全くない。

心配でしかない。

ピコスルファートナトリウムも、下剤の一種。

だから…

(夜中、目が覚めてトイレに行きたくなったりしたら嫌だなぁ)

ただでさえ、初めての内視鏡検査で眠れそうにないのに…

寝不足になったりしたら、余計に朝に飲む下剤が飲めなくなる気がした。

不安でいっぱいになった。

でも…

(今日はちゃんとしっかり寝て、下剤に挑まなきゃ…!)

下剤は、検査開始5~6時間前を目安に飲み始めないといけないことになっている。

もちろん、寝坊なんてできない。

スマホのアラームを5時半に設定してから、ベッドに横になる。

(2リットルの下剤、全部飲めるかな…)

怖くて、どうしようもなく不安な夜を過ごした。

 

ということで、今回はここまで!!

最後に…

今回は、

私の闘病日記vol.2
『大腸内視鏡検査準備』

をみなさんにお話しました。

いかがでしたか?

次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています!

↓↓こちらから続きが読めます↓↓

私の闘病日記vol.3
『壮絶な下剤との闘い』

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本当にありがとうございました。

あゆ
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