私の闘病日記

私の闘病日記vol.35〜膵腫瘍手術編〜『回復の兆し』

あゆ
あゆ
こんにちは!

今回は…

私の闘病日記vol.35
『回復の兆し』

をみなさんにお話ししたいと思います。

前回のお話を読んでいない方はこちらから

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私の闘病日記vol.34
『ICU病棟から一般病棟へ』

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そして。

私と同じ病気で悩んでいる方。

または。

大切な家族に私と同じ病気にかかってしまった方に向けて、少しでも勇気になればと思っています。

そして。

私みたいに病気ではなくても、人生を生きていれば誰もが悩みを抱えて生きていますよね。

仕事で抱えるストレスに、人間関係のトラブル。

将来に不安を抱える人や、お金で困って毎日の生活が息苦しくて…

中には『自殺』をしてしまう人だっています。

何か、もう、消えてしまいたくなる気持ち。

私もそういう感情になった時あったので、少し分かる気がします。

でもね…

正直に言えば!!

もしも今のあなたの体に何も病気がなくて、元気な状態であれば…

私は、あなたが『羨ましい』です。

だって…

私は22歳の時、大腸を手術で全部『摘出』してしまったので、日常生活でも不便なことが多い。

(病気がなくて健康な人は、いいなぁ…)

と思うことも多いです。

でも!

人の悩みに、大きいも小さいもない。

そんな風にも思います。

私みたいに『体』に問題を抱えてる人、それに体は元気だけど『心』に何かを抱えてる人。

いろいろな人がいるけれど、

『生きてる』ってことは、本当にラッキーなんだよ。

そんな当たり前なことに今回、あなたが気づいてくれたら嬉しいです。

私の闘病日記

では、ここからは、

私の闘病日記vol.35
『回復の兆し』

をお話していきたいと思います。

あゆ
あゆ
レッツゴー!!

病棟内散歩に挑戦

手術から2日後。

手術後から考えると、吐き気は少しだけ良くなっている気がした。

それでも、まだ完全ではないけど…

一体、いつになったら良くなるんだか。。

歩いて、少しでも早く元気になりたかったし、

窮屈な靴下も、そろそろいい加減脱ぎたかったから、

ちょうど病室に来ていた看護師さんに

「病棟内、歩きたいんだけど…」

と伝えると、

看護師さんと一緒に、病棟内をお散歩することになった。

歩ける自信はなかったけど…

看護師さんに、硬膜外麻酔のスイッチを押してもらって、

背中から鎮痛薬を入れてもらう。

スイッチを押したからと言って、そんなに、

あ!効いてる、効いてる!!

みたいな感じはないんだけどね。笑

気持ちの問題な気もする。。笑

吐き気や痛みと闘いながら、なんとかベッドから体を起こしてみる。

(だるいを通り越して、何だか自分の体じゃないみたい…)

まるで地震でも起きているかのように、体が揺れているような、、

なんて言ったらいいのかわからないけど…

それでも、

今日は何がなんでも歩くと決めていたから、

その場で、吐こうが倒れようが絶対に頑張って歩こうと思った。

看護師さんに、点滴や体から繋がれている管を点滴スタンドに巻きつけたりして、

後で絡まらねいように、綺麗に整えてもらう。

重い体をグッと起こす。

柵に掴んだ手に力を入れて、ベッドの脇にやっとの思いで座る。

(ここからが本番…!!)

と心の中で唱えてから、その場に一気に立ち上がる。

(やばい…倒れそう…)

一気に血の気が引いて、クラクラしたけど、その場で一旦落ち着いて、

点滴スタンドに捕まる手に力を込めて、自分の全体重を乗せる。

ついに離床成功

そして、

一歩一歩、前にゆっくりと進んでいく。

歩くたびに、手術の傷がズキズキと痛む。

そして、やっと病室から出ることができた。

(やった…!!今日はちゃんと歩けてる!!)

と喜びと同時に、

もうそう簡単には、ベッドに戻ることはできないという、焦りと不安が募っていく。

病室から出て歩いていると、廊下ですれ違う看護師さんたちに

「歩けてるじゃん!」

「がんばれ〜」

「すごいね!」

と言ってもらえた。

(やっと歩けた…本当によかった。。)

吐き気がまだ完全に治ったわけではないけど、

少し歩けただけでも、一歩前に進めた気がした。

そのまま少しだけ病棟内を歩いて、病室に戻る。

看護師さんに、管や点滴を整えてもらってから、ベッドに横になる。

ベッドの上の安心感。。笑

尿の管抜去

病室に戻ってきて、看護師さんから

「結構歩けたから、弾性ストッキング脱ごうか」

と、言われて靴下を脱がしてもらった。

(足元がめっちゃスッキリした!!)

でも、まだ自分1人じゃ何もできなくて、、

そんな状況が本当、嫌になってくる。。

そして、

「じゃあ、尿の管も取っちゃおうか」

と看護師さん。

(え…!管も取ってくれるなんて神…!!)

そして、看護師さんに尿の管も取ってもらった。

弾性ストッキングも、まさか管も1つ取ってくれるとは思っていなかった。

一気に体が身軽になって、少し快適に過ごせるようになった。

やっと手術が終わってから、

だんだん元気になってきている、

希望の光のようなものが見えた気がして、すごく嬉しい気持ちになった。

前回の手術の時は、お尻の管も繋がれていた。

でも、

今回は尿の管だけ。

お尻の管がないだけでも、気持ち的に楽だった。

前回、お尻の管を抜去する時の、抜糸みたいなのがすごく激痛だったから。。

共感できる人いる…?笑

糸をチョキチョキしている時が、本当に痛くて。。笑

だから今回、お尻の管が繋がっていなかったから安心した。

とにかく、体から繋がれている点滴や管が全部が取れないと、退院できないから、

この調子で、どんどん取れていったらいいなぁと思った。

流動食スタート

手術から2日経って、お昼から流動食が始まった。

自分の病室に看護師さんが来て、机にお昼ご飯を置いて行く。

いやいや。。

早すぎるよ。笑

前回の手術の時では、術後5日にならないと飲食は禁止されていたのに。。

何でも前回の手術の時と今回を比べてしまう。笑

まだ術後2日ということもあったし、吐き気も完全に治ったわけでもなかったから、

全然食欲がなくて、どうしても食べる気になれなかった。

(でも少しでも食べて、早く元気にならないと…)

そう思って、ゆっくり時間をかけて食べることにした。

流動食のお皿を口元に持ってくると、

食べ物の匂いがしただけで、一気に吐き気に襲われた。

(うわぁ…やばいな、これ…)

(匂いだけでも気持ち悪いけど、食べないと…)

ご飯は少量だったけど、すごい時間をかけて、吐かないよう慎重にゆっくり食べた。

たったの流動食だけでも食べられない。

胃が一切、食べ物を受け付けようとしない。

食べ物を口の中に入れても、まるで門前払い。。

飲み込めたとしても、食べたものが胃から

そのまま湧き上がってきて、出てきてしまいそうになる。

(もう…これ以上食べたら本当に吐きそう。。)

結局、途中で吐く危険を感じて、少し残してしまった。

全部食べられない…

完全に体が弱ってる…

食べたい気持ちはあるけど、もうこれ以上吐くのは避けたかった。

吐くのめっちゃ苦しいし。。

生々しい手術の傷痕

それから、お昼を食べてから少し時間が経つと、

看護師さんが病室にやって来た。

「ストマがあった所の傷を洗いに行きましょうね」

(ストマの傷だけ…?)

とちょっと疑問に思った。笑

そして、看護師さんと一緒にお風呂場へ向かった。

点滴スタンドまるごとお風呂に持っていって、

看護師さんが、点滴とかドレーンを整えてくれた。

この日、今回の手術の傷を初めて見た。

お腹の中心から一直線に伸びた傷跡。

ストマがあった所は、糸がガタガタな星形のように縫われていた。

(結構、全体的に目立つかも。。)

(やっぱり開腹手術は、これくらいの傷は残るよね…)

多少わかってはいたけど、ちょっとショックだった。

特に開腹手術の傷は、何というか、もう切られているって感じで。。

でも、仕方ない…!!

生きていられることに感謝しないとね!

手術の傷は痛々しくて、ストマの傷に関しては、穴がまだ塞がっていなかった。

ちょっとグロい感じ。笑

傷口洗浄

「じゃあストマあった所の傷洗っていきましょうね」

と看護師さんに言われる。

シャワーの水圧をすごく弱くして、恐る恐るシャワーを近づける。

(お湯が傷に染みそうで怖いぃぃぃ…)

傷にお湯をかけると、意外にも全く染みなかった。

驚き…!!

いや、絶対に染みて痛いかと思っていた。笑

お湯をかけながら、軽くこすって、ストマのあった傷口を洗っていく。

そして、

無事に傷を洗い終わって、タオルで軽く拭いてお風呂場を出た。

(よかった…怖かったぁぁぁ…)

夜も病棟内をウォーキングした。

もう看護師さんと一緒じゃなくても、歩けるようになった。

日に日に良くなっていることを実感。。

病棟内を1人で何周か歩いて、夜もぐっすり眠ることができた。

 

ということで、今回はここまで!!

最後に…

今回は、

私の闘病日記vol.35
『回復の兆し』

をみなさんにお話しました。

いかがでしたか?

次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています!

↓↓こちらから続きが読めます↓↓

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ぜひ、読んでね!!

 

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最後までお読み頂き
本当にありがとうございました。

あゆ
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