私の闘病日記

私の闘病日記vol.40〜膵腫瘍手術編〜『もやし先生との再会』

あゆ
あゆ
こんにちは!

今回は…

私の闘病日記vol.40
『もやし先生との再会』

をみなさんにお話ししたいと思います。

前回のお話を読んでいない方はこちらから

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

私の闘病日記vol.39
『ドレーン大量排液事件』

私の闘病日記vol.39〜膵腫瘍手術編〜『ドレーン大量排液事件』 今回は… 私の闘病日記vol.39 『ドレーン大量排液事件』 をみなさんにお話ししたいと思います。 前回のお話を読んでいない...

そして。

私と同じ病気で悩んでいる方。

または。

大切な家族に私と同じ病気に
かかってしまった方に向けて、
少しでも勇気になればと思っています。

そして。

私みたいに病気ではなくても、
人生を生きていれば、誰もが
悩みを抱えて生きていますよね。

仕事で抱えるストレスに、
人間関係のトラブル。

将来に不安を抱える人や、
お金で困って毎日の生活が息苦しくて…

中には『自殺』を
してしまう人だっています。

何か、もう、
消えてしまいたくなる気持ち。

私もそういう感情になった時あったので、
少し分かる気がします。

でもね…

正直に言えば!!

もしも今のあなたの体に何も病気がなくて、
元気な状態であれば…

私は、
あなたが『羨ましい』です。

だって…

私は22歳の時、大腸を手術で
全部『摘出』してしまったので、
日常生活でも不便なことが多い。

病気がなくて健康な人は、
いいなぁ…

と思うことも多いです。

でも!

人の悩みに、
大きいも小さいもない。

そんな風にも思います。

私みたいに『体』に問題を抱えてる人、
それに体は元気だけど『心』に
何かを抱えてる人。

いろいろな人がいるけれど、
『生きてる』ってことは、
本当にラッキーなんだよ。

そんな当たり前なことに今回、
あなたが気づいてくれたら嬉しいです。

私の闘病日記

では、ここからは、

私の闘病日記vol.40
『もやし先生との再会』

をお話していきたいと思います。

あゆ
あゆ
レッツゴー!!

傷から滲出液

術後11日経ったこの日。

膵臓の手術をした傷から、謎の体液が滲み出てくるようになった。

滲出液、、っていうのかな…?

色は無色透明。

このまま放置していても大丈夫なものなのか、それとも早急に処置などしてもらった方がいいものなのか。

専門的な知識を持ち合わせていない自分には判断不可能。。

そこで…

スマホを手に取ってGoogleで調べてみると…

手術後の滲出液は、創傷治癒過程で自然に分泌されるもの

正常な場合は、薄い黄色または透明でサラサラしており、においもほとんどない。

とのこと。

なんか、、大丈夫そう。。

滲出液が治まるまで、このまま様子見るか。。

でも…

ちょっとの変化でも、一応看護師さんに報告しておいた方がいいよね。。

そう思ってとりあえず、ナースコールを押した。

プルプルプルプル……

それから数秒後。

「櫻根さん、どうしました〜?」

と言いながら、看護師さんは病室の中に入ってきた。

「なんか、、わからないけど傷から出てて…」

と説明して、状態を見てもらうと…

看護師さん曰く、

「少量だから、、これくらいだったら大丈夫かな〜」

とのことだった。

よかった……

悪いものではないみたいで、とりあえず一安心。。

看護師さんに簡易的なガーゼを貼ってもらって、病衣が濡れないように処置してもらった。

恋人的存在

手術傷の滲出液のトラブルが落ち着き、まだ一向に解決しそうにもない”ある”問題が。。

それは…

とにかく!!

排便障害がつらすぎる!!

便意が途絶えない、お尻の痛みも限界寸前。

1日の中でトイレに行く回数は、大体20回いかないくらい。

常に24時間トイレに居座りたい。。

でも…

お尻はもう耐えられそうになくて。。

発狂しそうな程の痛み。

トイレの中で、ただひたすらお尻の激痛に耐える。

でも…

やっとのことでトイレで便を排泄し終えてベッドに戻っても、またすぐに便意を催してしまう。

まさに無限ループ。。

その度に絶望感に苛まれる。

もう嫌。。

無理、、かも…

頻便、便意切迫感、便失禁、残便感…

それに加えて、、

トイレに行くたびに襲われる、泣き叫びたくなるようなお尻の激痛。

私、、

これから毎日、こんな日々を過ごさなきゃいけないの…?

そう考えるだけで頭がおかしくなりそう。。

ストーマを閉鎖した人で、またストーマに戻す人もいる、って主治医(大腸外科)が前に言っていたことがあったけど、何というか。。

納得、というか。。

だって、今じゃもう私にとって…

トイレは恋人的存在。

友達や親友を通り越して、、恋人。。笑

次から次へと問題の尽きない私の身体。

主治医曰く、日が経つごとに1日のトイレの回数は減っていくだろう、とのこと。

それまでの辛抱。。

というか、まだストーマ閉鎖してばかりなんだから、こうなるのも致し方ない。

頑張って乗り越えるしかない!!

腹腔ドレーン抜去

2日前から続いていた、ドレーンからの排液漏れはというと…

出てくる排液の量も少しづつ減ってきて、ガーゼだけでも排液を止めることができるようになっていた。

すると…

「櫻根さん〜」

と言いながら、胸毛先生(肝胆膵外科)が病室の中に入ってきた。

「じゃあもう全部ドレーン取っちゃいましょうね〜」

と、胸毛先生は言った。

やっと!!

ドレーン取ってくれる…!!

ドレーンの切れ端に被さっているガーゼや安全ピンを取って…

前回の術後と同じように、ドレーンをニュルニュルっと抜いていった。

うぅぅぅ……

しかも体の中に入っていた残りのドレーンも、それが結構長くて、、

その長さに驚いた。

前回と同様ドレーンを抜く瞬間は、全然痛くはないんだけど、やっぱりすっごく変な感じで。。

言葉では言い表せないほど、、

とにかく変な感じ。

一瞬息ができなくなるような、苦しくなる、というか…

内蔵と内蔵の間をドレーンが通っていくのがわかるような、この気持ち悪い感じ。

できれば二度と味わいたくない、この感覚。。

とうことで…

ついに!!

腹腔ドレーン抜去完了!

ドレーンが取れたことによって、これでもう自分の体に煩わしいものはなくなった。

すっごく嬉しい。。

やっと解放された。。

嬉しさと共に、早く家に帰りたいという気持ちが益々強くなった。

今回の手術入院は、前回入院した時よりもだいぶ長引いてしまっているから…

本当に嫌になっちゃう。。

正直こんなに入院することになるなんて、思ってもいなかった。

何なら、もっと早く退院できると思ってた。。

でも!!

あと残りわずかな入院生活も、せっかくだから楽しんで過ごそう。

そう決意した。

奇跡の再会

この日の昼間も、特に何もすることがなくて暇だった。

ベッドの上でボーッとして過ごしていたけど、、

やっとドレーンからも解放されたし…

ちょっと病棟内をお散歩しようかな。

あっ…

そうだ、、

りなさんの病室に遊びに行こうかな。

ベッドから起き上がり、靴を履いて病室から出た。

鼻歌を歌いながら、りなさんの病室へと向かう。

りなさんの病室が見えてくると…

あの人、、誰だろう……?

病室の前に、白衣を着た男性の先生が立っていた。

すると…

その白衣を着た男性の先生は、りなさんの病室の中へ入っていってしまった。

えぇ……

誰ぇぇぇ。。

でも回診、、ではなさそう。。

それに大腸外科の先生、、でもなさそう…

多分。。

大腸外科の回診でも見たことないような。。

というのも、りなさんの病室までちょっと距離があるから、顔もはっきりとは見えなくて…

そのまま歩いて、りなさんの病室の扉の前に到着。

中から白衣を着た男性の先生が出てくるまで、約10分程待つ。

早く出てこないかな。。

まだかな、、まだかな。。

白衣を着た男性の先生は、一向に出てきそうにもなく…

長話でもしているのか、出てくる気配すらない。

うーーーん。。

一旦、自分の病室に戻ろうかな。。

そう思った次の瞬間…!!

扉の曇りガラスに、白衣を着た男性の先生と思われる影が映った。

あっ。。

やっと出てくるかも……!!

そのまま白衣を着た男性の先生が出てくるのを待った。

すると…

ブィーーーーン……

ついに。

りなさんの病室の扉が開いた。

そこには、、

白衣を着た男性の先生。

あっ……

この先生は、、たしか。。

りなさんの病室から出てきた白衣を着た男性の先生は、昨日病棟内をお散歩していた時に、何度か目が合ったあの男性の先生だった。

その時のことが書かれた記事を読んでいない人は、この回のお話を読んでね!

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『3.思い出せない”あの顔”』を読んでね!

白衣を着た男性の先生は私に気が付くと、りなさんの方と私を交互に見ながら、

「あれ、、もしかして友達?」

と聞いてきた。

白衣を着た男性の先生本人を目の前に、また、

なんかやっぱり、、

前にどこかで会ったことあるような気がする…

そう思った。

でも、、

思い出せない。。

そうすると…

りなさんは異変に気付いたのか、病室の中から出てきた。

「どうしたの…?」

「なんかあった?」

とりあえず廊下で話すのもなんだからと言わんばかりに、3人でりなさんの病室の中に入った。

すると…

白衣を着た男性の先生は、

「そういえば…」

「前に外来の時、ストーマ外来に用があったのに、間違えて一般の診察室に入ってきた子だよね!?」

と私に言った。

あぁ。。

そういえば、前にそんなこともあったな…

懐かし。。

って、、

えっ……??

今なんて、、言った…?

あ!!!

やっと、、

思い出した。。

この先生、、

もやし先生じゃん……!!

ずっとモヤモヤしていて思い出せなかったけど、今回のことではっきりと思い出した。

スッキリ。。

“もやし先生”って誰だっけ?

そう思った人は、この回のお話を読んでね!

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『2.もやし先生』を読んでね!

初めてもやし先生と出会った、あの時は…

まだストーマだった頃で、ストーマ周りにできてしまったびらんがもう痛すぎて痛すぎて。。

それももう生活に支障が出るほどの…

ストーマ閉鎖の入院をするまでの期間は、今まで経験したことがないほど、めちゃくちゃつらくて。

何なら手術した時よりも大変だった。。

初めてもやし先生に出会った日は、びらんが少しでも軽減される方法はないか、ストマちゃんに聞きに病院に行った時のことだった。

もうね、、本当に、すごく必死で。。

でも…

ストーマ外来の診察室じゃなくて、その時一般外科の診察室に呼ばれちゃって。

そこで偶然にも一般外科の診察室の中にいたのがもやし先生だった、というわけであります。。

外来の時、診察室でほんの数秒会っただけなのに、もやし先生は私のことを覚えてくれていて、、

めっちゃ嬉しい。。

ニコニコ笑った時の顔が、やっぱり三浦春馬に似ている。

まさに、白衣を纏う三浦春馬。笑

そういえば、あの時も、、

初めて診察室で会った時もニコニコ笑顔だったな、と今になって思い出す。。

それからは、もやし先生とも仲良くなって、病棟内で会うとよくお話しをするようになった。

主治医や先生たち、看護師さん、りなさん、イケメン薬剤師さん、清掃員のおばさん…

病棟内をお散歩していると、いろいろな人に会う。

その度に声をかけてもらえることも多くて、それが結構楽しくて。

つい立ち話なんてしちゃったり。

こんな風に楽しい入院生活を送れるのも、全てはみんなのおかげ。

本当に、、感謝の気持ちでいっぱい。。

チャラ男先生の行方

そういえば…

チャラ男先生って、今。。

前回入院した時はチャラ先生いたけど、今回入院してから一度も会っていないことに気がついた。

気付くの今更すぎる。。笑

“チャラ男先生”って誰だっけ?

そう思った人は、この回のお話を読んでね!

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『3.チャラ男先生との出会い』を読んでね!

大腸外科の回診にも来ないし、病棟内をお散歩していても全然会わない。

もうこの病院からいなくなっちゃったのかな…

それは未だに不明。。

行方わからず。。

実は初めてこの病院に来た時に、まず最初に出会った先生がチャラ男先生。

第一印象は名前の通り、結構チャラめの先生。

首から下げていたネックレスが印象的だった。

そんなチャラ男先生。

もう会うことはないかもしれないけど、最後に『ありがとう』って伝えたかったな。。

 

ということで、今回はここまで!!

最後に…

今回は、

私の闘病日記vol.40
『もやし先生との再会』

をみなさんにお話しました。

いかがでしたか?

次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています!

↓↓こちらから続きが読めます↓↓

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最後までお読み頂き
本当にありがとうございました。

あゆ
あゆ
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