今回は…
私の闘病日記vol.8
『主治医との出会い』
をみなさんにお話ししたいと思います。
前回のお話を読んでいない方はこちらから
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

そして。
私と同じ病気で悩んでいる方。
または。
大切な家族に私と同じ病気に
かかってしまった方に向けて、
少しでも勇気になればと思っています。
そして。
私みたいに病気ではなくても、
人生を生きていれば、誰もが
悩みを抱えて生きていますよね。
仕事で抱えるストレスに、
人間関係のトラブル。
将来に不安を抱える人や、
お金で困って毎日の生活が息苦しくて…
中には『自殺』を
してしまう人だっています。
何か、もう、
消えてしまいたくなる気持ち。
私もそういう感情になった時あったので、
少し分かる気がします。
でもね…
正直に言えば!!
もしも今のあなたの体に
何も病気がなくて、元気な状態であれば…
私は、
あなたが『羨ましい』です。
だって…
私は22歳の時、大腸を手術で
全部『摘出』してしまったので、
日常生活でも不便なことが多い。
病気がなくて健康な人は、
いいなぁ…
と思うことも多いです。
でも!
人の悩みに、
大きいも小さいもない。
そんな風にも思います。
私みたいに『体』に問題を抱えてる人、
それに体は元気だけど『心』に
何かを抱えてる人。
いろいろな人がいるけれど、
『生きてる』ってことは、
本当にラッキーなんだよ。
そんな当たり前なことに今回、
あなたが気づいてくれたら嬉しいです。
私の闘病日記
では、ここからは、
私の闘病日記vol.8
『主治医との出会い』
をお話していきたいと思います。
検査前日の夜
大腸内視鏡検査前日の夜。
【やること】
・酸化マグネシウムを飲む
・ピコスルファートナトリウムを飲む
・マグコロール作り
錠剤の『酸化マグネシウム』は大きい上に表面がザラザラしているため、喉に引っかかって詰まりそうになるし、『ピコスルファートナトリウム』は、水に混ぜて飲むとやっぱり変に甘みが感じられて、すごく不味くて。。
できればもう二度と飲みたくない。。笑
明日の朝に飲む2リットルの腸管洗浄剤の『マグコロール』は、水で粉を溶かして冷蔵庫に入れて準備万端。
私の経験上、冷蔵庫で冷やして飲むと比較的、飲みやすい。
再び過酷な下剤との闘い
大腸内視鏡検査当日の朝。
ついに、
この日がやってきた。
朝6時に起床。
これから2リットルの下剤を飲むと思うと、すごく憂鬱で嫌で嫌で仕方なかった。
下剤飲まずに、このままずっとベッドで寝ていたいよょょ。。
寝起きで力の入らない体を無理やり起こして、ベッドから起き上がる。
そのままリビングへ移動して、昨日冷蔵庫で冷やしておいたマグコロールを取り出した。
昨日の夜に、下剤の粉を水で溶かして冷蔵庫に入れておいたから、、
キンキンに
冷えてやがる……!!笑
めちゃくちゃ冷たい。
冷やした方が飲みやすくなるから、毎回冷やすのは恒例というか。。
ぬるくなってきたら、氷を追加して飲むっていう感じで。。
そして…
マイコップも取り出して、マグコロールと共にソファに着席。。
もうこうなったら気合いを入れて、ただ無になって下剤を飲むしかない…!!
何も考えずに。。
いざ、1口目……!!
ゴクゴクゴクゴク……
順調に飲み進めていく。
相変わらずポカリ味。笑
飲み始めてから最初の300mlくらいは、グイグイ飲み進めることができた。
この調子でなんとか全部飲めたらいいな。。
なんて思っていると、そのあとから次第に苦しくなってきて…
一気に飲みすぎなのか、でも一気に飲んでいかないと無理な気がして。。
時間が経つにつれて、体が下剤を受け付けなくなっていく。。
もはやここまでか……
いや、、もっと頑張れ、私…
空腹の体にポカリのような甘い液体が、一気に胃に入ってくると吐き気が襲ってくる。
これは私の場合だけど。笑
吐き気と闘いながら、そのまま飲み進めていく。
しかも、一晩下剤を冷蔵庫に入れて冷やしておいたせいか、ずっと飲み続けていると体が冷えて寒くなってきた。
めっっちゃ寒いぃぃぃ……
吐き気とブルブル震えるほどの寒気と闘いながら、ちびちび飲み進めていく。
膝にダウンジャケットをかけて体が冷えないようにしたけど、寒気は一向におさまらない。
ヤバイ、、
これはもう
ダメかもしれない。。
諦めそうになりながらも、頑張って、とにかく頑張って。。
無理でもなんでも、とにかく飲む。
吐き気があろうが、寒かろうが関係ない。
自分との闘い、下剤に打ち勝つために。。
そして…
下剤を飲み進めた結果。
結局、2リットル全部
飲むことができなかった。
トイレに行っても、まだ固形物が残るほど。
もちろん、便の色が透明になるには程遠い感じ。
全然ダメ…
というか、今までで1番飲めてないじゃん…
史上最悪な結果。
2リットルの下剤に惨敗。。
そうこうしているうちに、もう家を出なければいけない時間になってしまった。
初めての浣腸
そのまま電車に乗って、病院へ向かった。
この状態で、今日内視鏡検査を受けることができるのだろうか。。
今まで通っていた病院では、追加の下剤を飲まされるという、しかも『モビプレップ』を飲まされるという流れなんだけど。。
ここの病院で内視鏡検査を受けるのは初めてだから、一体私はどうなることやら…
今日は検査を受けることができずに帰宅、、とか?
それは、、嫌だなぁ。。
なんて考えながら電車に揺られること約1時間半。
病院に到着。
受付を済ませてから、院内マップを見ながら内視鏡検査エリアへ向かう。
なんか、、この病院慣れないな。。
やっとのことで内視鏡検査エリアに到着して、
「大腸内視鏡検査の予約をしている櫻根ですけど…」
と言うと、受付の人からいくつか質問された。
・トイレは何回行った?
・何時から飲み始めた?
・2リットル全部飲めた?
…
などなど…
内視鏡検査前に質問される内容は、どこの病院も一緒なんだな。。
そう思いながら、質問にひとつひとつ答えていき、、
案の定、まだトイレの回数も少ない上に、固形物もまだ出ていること、そして便の色も透明になっていないことから、このままでは検査はできないとのことだった。
Oh my god……
まぁ、、そうなりますよね。。
当たり前だけど。。
すると…
「では、ちょっと椅子に座って待っていてくださいね」
と受付の人は言った。
とりあえず、待合室で少し待っていると…
看護師さんが私の方に歩いてきて、
「それじゃ、別の部屋に案内しますね〜」
と看護師さんは言った。
えっ……
別の部屋って、、
今から何するの……?
まさか、、
追加の下剤を飲まされるとか…?
どうか下剤だけは、、
下剤だけは勘弁して!!
もうこれ以上、飲めない!!
というか…
スミマセン…飲みたく、、ないです。笑
不安になりながらも、看護師さんの後ろをゆっくりとついて行くと…
ある部屋の前で立ち止まった。
看護師さんはドアを開けて、一緒に中へ入ると…
小さなベッドと椅子、トイレ以外は何もない狭い部屋だった。
すると、看護師さんは、
「まだ腸の中がきれいになっていないから、浣腸してきれいにしようね」
と言った。
”かんちょう”って何……?
聞いたことないんだけど。。
何かの処置の名前?
痛いのだけは嫌だな。。
でもとりあえず、追加の下剤を飲まされるんじゃないかって不安になっていたから、ひとまず安心。。
それから、ベッドに横になって、、
「じゃあ、お尻から温かいお薬入れていきますね〜」
と看護師さんは言った。
感覚的には、お尻からお湯を入れているような感じ。
何これ、、
なんか変な感じ……
お尻に薬を入れ終わると、
「そのまま起き上がって、トイレ行きたいと思うけど3分くらい我慢してくださいね〜」
と看護師さんは言った。
3分経ったらトイレに行って、その薬と一緒に便を出すという流れみたいで。。
文章で説明するの難しい。。
ちゃんと伝わってるかな。。笑
とにかくお尻から薬が出てこないように、3分間我慢してトイレに行くっていうだけです。笑
でも、たったの3分だけなのに、我慢するのが結構つらかった。
ベッドの上に座って、お尻から薬が出てこないように、、
ヤバイ……!!
漏れそう。。
少しでも気を抜くと漏らしてしまいそうで、ちょっと焦る。
初めて浣腸やって少し大変だったけど、下剤を飲むよりは何千倍も楽だった。笑
1回の浣腸では腸の中は綺麗にならなかったため、最終的に2回浣腸することになった。
そして、2回浣腸をした結果…
ついに!!
便の色が
透明になりました!!
やっとのことで、内視鏡検査ができるくらい腸の中がきれいになった。
とりあえず、、
よかった……!!
本当、どうなるかと思った。。
看護師さんと年齢が近いこともあって、世間話もできてちょっと楽しかったし。笑
そして…
無事浣腸が終わって、ママが待っている待合室に戻った。
すると、ママは心配した顔で、
「大丈夫だった…?」
「もしかして下剤飲んでたの?」
と聞いてきたから、私は、
「違うよ!初めて浣腸っていうのをやったよ!」
とママに言った。
それから検査の順番が回ってくるまで、しばらく待つことになった。
ちゃんと腸の中も綺麗になって、これでやっと内視鏡検査ができる状態になって、、
ここまでくるのに長かったけど、本番はここから。。
主治医と初対面
受付の人から、
「櫻根さん〜」
「検査の順番が回ってきたので、検査室に案内しますね!」
と言われて、一緒に歩いて内視鏡検査室に向かう。
やっぱり大きい病院だからか、内視鏡検査室が何個もあった。
通っていた病院と
雰囲気が全然違う…!!
検査室の中に入ると…
優しそうな女医さんが椅子に座って待っていた。
「こんにちは〜」
とお互い軽く挨拶を交わした。
早速、内視鏡検査の準備に取り掛かる。
そのままベッドに横になって、血圧を測ってもらったり、人差し指にパルスオキシメーターをつけてもらって…
本人確認のため、自分の名前と生年月日を伝えた。
すると先生は、
「今日は、〇〇先生も検査を見に来ることになっているからね!」
「もうすぐ来ると思うけど…」
「優しい先生だから安心してね〜」
と言った。
ふーーん……
前にチャラ男先生が言っていた、◯◯先生か…
もしかしたらこれから先、お世話になる先生かもしれないし。。
優しい先生だといいな…
そんなことを考えていると、例の◯◯先生と思われる白衣を着た男性の先生が検査室の中に入ってきた。
「こんにちはっ」
と、〇〇先生は言った。
第一印象は…
背が高い男の人。
優しそうな雰囲気。
でも堅物そうな、そうでもないような。
こんな言いたい放題言ったら失礼だけど、、笑
先生ごめんね。笑
でも検査室は結構暗くて、顔はハッキリ見えなかった。
あとから◯◯先生が、私の主治医だということを知った。
大腸内視鏡検査
そして…
女医さんが鎮静剤の準備をする。
鎮静剤を体の中に入れていくなか、眠くなるまでじっと待つ。
でも、、
全くと言っていいほど、一向に眠くならない。
えっ……
なんで
眠くならないの…!?
女医さん曰く、お酒が強い人は鎮静剤が効きにくいらしいんだけど、、
私は強くもないし、なんならお酒はめっちゃ弱い方だと思うし。。
居酒屋に行っても、お酒は飲めても1杯くらい。。
最近飲みに行っていないから、なんとも言えないけど。。笑
そもそも、お酒自体が好きじゃないというか…
どうして鎮静剤が効きにくいのかは、未だ不明。。
結局、鎮静剤を追加してもらってから数秒後。
だんだん眠くなってきて…
体が下へ下へ沈んでいくような感覚に陥って、自然と目が閉じていった。
…
…
あれ、、
まだ検査中……?
鎮静剤で眠ったあと、何回か目が覚めて検査室の風景が目に映った。
かすかに聞こえる先生や看護師さん達の声、ピーピーという機械の音。。
まだ検査終わってないんだ…
それから、またすぐに眠くなってそのまま寝て。。
前の病院では、検査中に目が覚めるなんてこと一度もなかったのに。。
病院によって、使う鎮静剤の種類が違うのかな…?
それからしばらくして気付いた時には、リカバリールームにいた。
横になっていて、まだまだ眠くて。
寝て、目が覚めて、これを何度か繰り返した。
鎮静剤を使っているため、検査後1時間はベッドで休まないといけないことになっている。
これは、多分どこの病院でも一緒。
検査の結果、
どうだったんだろう。。
ちょっと心配。。
でも結果がどうであれ、手術することに変わりはないか…
そして、リカバリールームで休んでから1時間が経過。
看護師さんが、
「櫻根さん、1時間経ちましたよ〜」
と声をかけに来てくれて、点滴の針を抜いてもらった。
針を抜く瞬間も地味に痛くて。。
ちょっと嫌。笑
ベッドから起き上がって立ち上がってみると、それでもまだ目眩がして…
まっすぐ前に歩けなかった。
体もだるいし、まだフラフラする。。
でも!!
とりあえず受けなきゃいけない検査の1つが終わって、ホッと安心した。
しかも6つの検査の中で、1番苦痛な検査が終わったんだから。。
本当、よかった……
他の検査も何事もなく、無事に終わってほしいな。
大腸以外にもどこか悪いところが見つかったら、もう心が耐えられる気がしない。
ということで、今回はここまで!!
最後に…
今回は、
私の闘病日記vol.8
『主治医との出会い』
をみなさんにお話しました。
いかがでしたか?
次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています!
↓↓こちらから続きが読めます↓↓

ぜひ、読んでね!!
SNSもやっています!!
・X(旧Twitter)
・Instagram
・Threads
『櫻根あゆ』で検索してね!
最後までお読み頂き
本当にありがとうございました。