今回は…
私の闘病日記vol.2
『大腸内視鏡検査準備』
をみなさんにお話ししたいと思います。
前回のお話を読んでいない方はこちらから
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そして。
私と同じ病気で悩んでいる方。
または。
大切な家族に私と同じ病気に
かかってしまった方に向けて、
少しでも勇気になればと思っています。
そして。
私みたいに病気ではなくても、
人生を生きていれば、誰もが
悩みを抱えて生きていますよね。
仕事で抱えるストレスに、
人間関係のトラブル。
将来に不安を抱える人や、
お金で困って毎日の生活が
息苦しくて…
中には『自殺』を
してしまう人だっています。
何か、もう、
消えてしまいたくなる気持ち。
私もそういう感情になった時あったので、
少し分かる気がします。
でもね…
正直に言えば!!
もしも今のあなたの体に
何も病気がなくて、
元気な状態であれば…
私は、
あなたが『羨ましい』です。
だって…
私は22歳の時、大腸を
手術で全部『摘出』してしまったので、
日常生活でも不便なことが多い。
病気がなくて健康な人は、
いいなぁ…
と思うことも多いです。
でも!
人の悩みに、
大きいも小さいもない。
そんな風にも思います。
私みたいに『体』に問題を抱えてる人、
それに体は元気だけど『心』に
何かを抱えてる人。
いろいろな人がいるけれど、
『生きてる』ってことは、
本当にラッキーなんだよ。
そんな当たり前なことに今回、
あなたが気づいてくれたら嬉しいです。
私の闘病日記
では、ここからは、
私の闘病日記vol.2
『大腸内視鏡検査準備』
をお話していきたいと思います。
病院通いの幕開け
そして…
ママと一緒に電車に乗って、病院へと向かった。
憂鬱すぎる……
もうどうしてこんなことに。。
早く帰りたいな、、
そして、電車に乗ってから約20分後。
ついに、病院のある最寄り駅に到着した。
駅周辺は下町のような穏やかな雰囲気で、落ち着く感じというか、どこか懐かしさを感じさせるような、そんなイメージだった。
そのまま大通り沿いから離れていくにつれて、閑静な住宅街が広がっていき…
最寄り駅から歩くこと約15分程。
ついに…
病院に到着!!
病院といっても小さなクリニックみたいな『ザ・町医者』という感じの、こじんまりとした小さな病院だった。
まさにアットホームみたいな雰囲気。
あぁ、、嫌だな…
大丈夫かな…
早く帰りたい。。
恐る恐る自動ドアの前に立って中へ入ると…
病院特有の重苦しい雰囲気と、薬品の匂いが広がっていた。
音をたてないよう静かに靴を脱いで、スリッパに履き替える。
受付の看護師さんに、
「内視鏡検査の予約に来ました」
と伝えて、保険証を提示する。
看護師さんから、
「呼ばれるまで少し待っていてくださいね」
と言われた。
椅子に座って、おとなしく待つことにした。
ドキドキ…
結構狭い病院だけど、診察する部屋がいくつかあった。
診察室に呼ばれる前はすごく不安で、すごく怖かった。
先生から何て言われるんだろう…
悪い想像ばかりが膨らんでいった。
『心配』『不安』『恐怖』
そして…
「櫻根さん、◯◯番の診察室にお入りください〜」
アナウンスが待合室に響き渡った。
もう呼ばれた……!?
一気に緊張感が増す。
そっと静かに椅子から立ち上がって、診察室の方へ向かった。
ドアを横にスライドして、ママと一緒に診察室の中に入る。
すると…
先生が椅子にポツンと座っていた。
結構、、おじいちゃん。。笑
私も椅子に座ると、おじいちゃん先生からいくつか質問された。
・血便はいつから出ている?
・腹痛はある?
・血の色は赤黒い?真っ赤な鮮血?
…
などなど。。
血が赤黒いとか、真っ赤なのか、そんなの正直わからない。
赤黒いかと言われれば、赤黒い血なのかもしれない。
でも、真っ赤な鮮血だったかと言われれば、真っ赤な鮮血だったかもしれない。
どっちにしろ血は血なんだから、早くどうにかしてよ…!!
もう嫌だ…
嫌だよ、こんなの。。
そう思いながらも、おじいちゃん先生からの質問に次々と答えていく。
最後にママが、
「娘が小さい頃、夫が大腸癌で亡くなってて…」
と先生に説明した。
すると、おじいちゃん先生は、
「そうでしたか…」
「一応、内視鏡検査をしてみましょうかね」
と言った。
まぁ、そうなりますよね。。
そして…
無事、おじいちゃん先生の問診と内視鏡検査の予約をして診察室から出た。
一旦、待合室に戻る。
とりあえず内視鏡検査をしないと、実際のところ何もわからない。
大丈夫なのか、大丈夫じゃないのか。
私はこれからも元気で健康に生きていくことができるのか…
きっと、、
大丈夫だよね……?
それから約5分後。
「櫻根さん、こちらのお部屋にどうぞ〜」
と看護師さんから呼ばれて、別室に案内された。
そこで看護師さんから簡単に内視鏡検査の説明を受けた。
大腸内視鏡検査は、何も異常がなければ20分程で終わるらしい。
早いんだか、遅いんだか。。笑
一緒に同意書を見ながら検査による『出血』『腸管裂孔』『死亡率』など…
ちなみに、、
『腸管裂孔』とは?
腸に穴が開くこと。
大腸は極めて薄い臓器なため、裂孔率が2%、もしくは研究結果によっては10%ほどあると報告されている。
私調べなので、確実じゃないかもしれないけど。。
でも、10%って、結構な確率な気がする…
もしも腸管裂孔が疑われる場合は、直ちに開腹手術が行われるらしく。。
怖っ!!!
意外と内視鏡検査ってリスク高いのかな…?
ただ検査をするだけなのに、出血とか死亡率とか大袈裟じゃない…?
それに検査をするだけなのに、死んじゃうこともあるんだ、と少し驚いた。
死亡率0.0004%で、すごい稀だけどね。
そして…
看護師さんから、”あるもの”が入ったビニール袋を受け取った。
ビニール袋の中を見ると、検査前に必要なものが入っていて…
・検査前の食事リスト
・酸化マグネシウム
・ピコスルファートナトリウム
・マグコロールP
これが、、
例の2リットルの下剤……
もちろん、粉を溶かす前の状態だけど。笑
それから、看護師さんから身振り手振りで、当日の下剤の作り方や飲み方をわかりやすく説明してもらった。
説明が終わって、この日はそのまま家に帰った。
病気じゃないといいな…
癌じゃないといいな…
私は、あとどれくらい生きられるかな…?
あとどれくらいこの先、元気で過ごすことができる…?
どうしよう、、
怖いよ。。
でも、、
きっと大丈夫、なんとかなるよね…
そう自分に言い聞かせて、大腸内視鏡検査までの日々を送った。
徹底した食事制限
検査3日前。
この日から、ついに食事制限が始まった。
内視鏡検査前は、いつもよりも水分を多く摂らなきゃいけなかったり、繊維のあるものは食べてはいけなかったり。。
食事に制限があるみたいで。
例えば…
・こんにゃくやワカメなどの海藻類
・キノコ類
・豆類
・生野菜
・種のある果物
などなど…
これらを食べるのを避けなきゃいけない。
食べちゃいけない食べ物のほとんどが、体に良いものばかり…
何だかこの3日間は、免疫が下がりそうな予感。。笑
仕方ないけど。。
病院からもらった検査前日まで『食べてもいいもの』『食べてはいけないもの』が書かれたリストを参考にして、3日間を過ごした。
ちなみに食べても大丈夫なものは…
・カステラ
・うどん
・柔らかめのパン
・おかゆ
などなど…
ほぼ炭水化物。笑
風邪を引いた時に食べるものばかり…
まるで食べても食べた気がしないものばかり。
内視鏡検査前日の夜ご飯に関しては特に軽めの食事で、20時までに食べなきゃいけないという決まりがあるらしい。
食べちゃダメって言われると、なんだか無性に食べたくなってしまう。笑
いつもより水分も多くとるように心掛けた。
もう少しで内視鏡検査があると思うと、家にいても全然落ち着かなかった。
早く内視鏡検査
終わって……!!
大腸内視鏡検査前日
そもそも大腸内視鏡検査って、どういう流れで検査していくんだろう。。
今まで1回もやったことがないし何もわからないから、検査前はずっと生きた心地がしなかった。
ただただ、内視鏡検査が早く終わってほしい。
それだけだった。
今回は…
2リットルのマグコロールPという腸管洗浄剤(下剤)を飲んで、大腸の中を空っぽにしないといけない。
朝から2リットルって…
全く飲める気がしなかった。
というかそもそも、2リットルも飲める人なんているの?笑
たったの2〜3時間で、2リットル飲まなきゃいけないんだよ…?
粉末の下剤が入ったプラスチック製の入れ物を眺めながら、いろいろ考えた。
検査、嫌だな。。
早く明日が
終わればいいのに…
そんなことを考えていると…
ますますどんよりとした暗い気持ちになっていった。
マグコロールっていう下剤は初めて聞くけど、一体どんな味がするのかな…?
兄ちゃんが内視鏡検査をしたときは『ニフレック』という腸管洗浄剤を飲んでいた。
ニフレックは、レモンの匂いがして、味はゴムみたい。
兄ちゃんはそう言っていた。
いやいや、、
レモンの匂いはわかるけど、味はゴムってどういうことよ…笑
いかにも不味そうだし、相当ヤバイやつな気がする。。
私、絶対無理だ。。
そこで!
内視鏡検査前の予習ということで、Googleで『マグコロール 味』と検索して調べてみることにした。
検索した結果…
ポカリのような味。
クチコミなどを見てみると、ほとんどの人が『ポカリのような味』と言っていた。
ポカリ…!?
飲めそうな気がする…!!
それと…
検査前日に粉末を水で溶かして、冷蔵庫でキンキンに冷やしておくと、当日の朝飲みやすくなる、らしい。
これは、マグコロール以外の2リットルの下剤全ての種類において共通していえることらしい。
なるほど。。
勉強になる。笑
たしかにぬるい常温で飲むよりも、冷蔵庫で冷えた状態で飲む方がグイグイ飲めそうな気がする。
よかった…
前日にちゃんと予習しておいて。
早速、下剤作りスタート!!
粉末が入っているプラスチック製の入れ物の中に、2リットルの水を入れる。
バーテンダーにでもなったかのように上下に振って、、笑
粉末が全部溶けて無事調理完了。
調理っていう程のことじゃないけど。。笑
それから冷蔵庫に入れて冷やした。
ということで、
明日の下剤の準備完了。。
なんというか、病院で使われる医療用の飲み物を口にするのは、すごく抵抗があって。。
飲み物だけど、飲み物じゃないみたいな。
人間が飲むような、この世の飲み物じゃないみたいな。
なんか自分でも、何を言っているのかよくわからないけど。。笑
前日までは食事制限しなきゃいけないから、ご飯もあまり食べられないし…
だけど!!
検査が終われば、また普通に好きなだけ食べることできる。
とにかく検査が終わるまで、嫌でも頑張らなきゃ…!
もう検査からは逃げられない。
ピコスルファートナトリウム
検査前日の寝る前。
目薬のような容器の『ピコスルファートナトリウム』という下剤を、コップに入れて水で薄める。
すると…
水面に油のようなものがプカプカ浮き始めた。
えっ!!
なんだこれ…!?笑
見た目は、油の混じった水みたいな。。
キモチワルイ……
このまま水面をじっと眺めていてもしょうがない…
飲まなきゃ…!!!
コップを持って、息をしないように喉にどんどん流し込んでいく。
残りの量を目で確認し続けながら、なるべく何も考えないようにしてゴクゴク飲んでいく。
これ…
味は水のようで水じゃない。
ほのかに甘い風味がして、すっごく不味い。
気持ちわるぅぅ……
飲んでいくにつれて、体がどんどん受け付けなくなっていく。
いかにも『医療用の飲み物』という感じがしちゃって。。笑
人工的な匂いもして、思わずオエッと吐き出しそうになった。
後先何も考えずに、大量の水で薄めたから全部飲むのが結構つらかった。
だけど…
無事、完飲!!!
よかった、とりあえず全て飲むことができて。
こんな量を飲むだけでも、まずくて大変だったのに明日大丈夫かな…
2リットルの下剤をスムーズに全部飲むことができるのか…
2リットル全部飲める自信なんて全くない。
心配でしかない。
ピコスルファートナトリウムも、下剤の一種。
下剤ってことは、夜中に目が覚めてトイレに行きたくなったりしたら、、
そう考えると、寝るのが怖くなってきた。
寝ている時に気付かず漏らしたりするかも…
ただでさえ、初めての内視鏡検査で眠れそうにないのに。
寝不足になったりしたら、朝に飲む下剤が余計飲めなくなる気がした。
不安な気持ちでいっぱい。。
でも、今日はちゃんとしっかり寝て、明日の下剤に挑まなきゃ…!
2リットルの下剤は、検査開始5~6時間前を目安に飲み始めないといけないことになっている。
もちろん、寝坊なんてできない。
スマホのアラームを5時半に設定してから、ベッドに横になる。
2リットルの下剤、全部飲めるかな…
いや!!
なんとしてでも、
飲むしかない!!
明日は強気で挑む…
それでもやっぱりどうしようもなく怖くて、どうしようもなく不安な夜を過ごした。
ということで、今回はここまで!!
最後に…
今回は、
私の闘病日記vol.2
『大腸内視鏡検査準備』
をみなさんにお話しました。
いかがでしたか?
次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています!
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