今回は…
私の闘病日記vol.24
『当たり前がいちばんの幸せ』
をみなさんにお話ししたいと思います。
前回のお話を読んでいない方はこちらから
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
そして。
私と同じ病気で悩んでいる方。
または。
大切な家族に私と同じ病気に
かかってしまった方に向けて、
少しでも勇気になればと思っています。
そして。
私みたいに病気ではなくても、
人生を生きていれば、誰もが
悩みを抱えて生きていますよね。
仕事で抱えるストレスに、
人間関係のトラブル。
将来に不安を抱える人や、
お金で困って毎日の生活が息苦しくて…
中には『自殺』を
してしまう人だっています。
何か、もう、
消えてしまいたくなる気持ち。
私もそういう感情になった時あったので、
少し分かる気がします。
でもね…
正直に言えば！！
もしも今のあなたの体に何も病気がなくて、
元気な状態であれば…
私は、
あなたが『羨ましい』です。
だって…
私は22歳の時、大腸を手術で
全部『摘出』してしまったので、
日常生活でも不便なことが多い。
病気がなくて健康な人は、
いいなぁ…
と思うことも多いです。
でも！
人の悩みに、
大きいも小さいもない。
そんな風にも思います。
私みたいに『体』に問題を抱えてる人、
それに体は元気だけど『心』に
何かを抱えてる人。
いろいろな人がいるけれど、
『生きてる』ってことは、
本当にラッキーなんだよ。
そんな当たり前なことに今回、
あなたが気づいてくれたら嬉しいです。
私の闘病日記
では、ここからは、
私の闘病日記vol.24
『当たり前がいちばんの幸せ』
をお話していきたいと思います。
尿道カテーテル抜去
手術から4日目にして、ついに尿道カテーテルが取れることになった。
病室に来た看護師さんは、
「じゃあ、これから管を取っていきますね〜」
と言って、スムーズに尿道カテーテルを取ってくれた。
管を取ってもらう瞬間よ…！！
それはそれはもう…
気持ちが悪い…！！笑
何というか、取ってもらう瞬間の、あのニョロニョロっていう感覚。。
なんとも言えない変な感じがね…
でもそれと同時に、管がひとつなくなったことで、すごくスッキリした。
よかった…！！
少し身軽になった！！
それでもまだ、お尻の管や傷口に刺さっているドレーン、それと点滴が残っている。
邪魔でしょうがない。笑
でもきっと、あと少しの辛抱。。
そう思って、管や点滴が取れるその日まで気長に待つことに…
それに、管がひとつ取れたことによって、どんどん身体が回復に向かっている気がして、ちょっと嬉しくなった。
元気になっていく身体
2019年2月9日。
手術から5日後。
この日くらいから、やっと体を自由に動かせるようになってきた。
術後から5日もかかった。。
これくらいが普通なのかな…？
そして、元気になってきたのはいいんだけど、またここで問題が。。
それは…
同室の例の
おばあちゃん！！
本当に厄介な、おばあちゃんなのよ。。
手術前にも勝手にカーテンを開けてきたり、ひたすら話しかけてきたり…
1人になりたくても、病室に入ってきちゃうからさ。。
自分だけの空間なのに、ゆっくりできないという…
そんな同室のおばあちゃん。。
私と同じ日に手術をして、私と同じく少しづつ元気になっていき…
ついに、手術前と同じように勝手にカーテンは開けてくるし、また絡んでくるようになってしまった。
またこの日々が始まる…
憂鬱すぎる！！！
勝手にカーテンを開けられて病室に入ってきて、絡んでくる度に嫌な気持ちになるけど、なんとか退院の日まで耐えないといけない。
あとどれくらいで退院できるのか。。
いや、、まだまだその日までには時間がかかりそう。
早く退院の話が出ればいいんだけど…
でも！！
まだ動いたり笑ったりすると傷は痛むけど、じっとしていれば痛みは全くないの！
やっとここまで回復してきたの！
早く退院できるように頑張ろう〜！
飲む・食べることの幸せ
術後5日経つと、主治医からある許可が下りた。
それは…
水分を摂っても良し！！
もうね。。
めっっっちゃ喉が渇いていたのよ…
とにかく、早く何か飲みたくて飲みたくて。笑
速攻で病室から飛び出して、自動販売機のあるところまで走って向かう。笑
喉乾いた…
喉乾いた…！！！
そして、無事に自動販売機の前に到着。笑
どうしようかな。。
何を飲もうか。
ジュース…
飲みたいところだけど、術後いきなりのジュースはさすがによくないか。。
ということで、安定の…
水を購入！！笑
その場でキャップを開けて、、
いざ！
術後初めての水分補給！笑
ｺﾞｸｺﾞｸｺﾞｸ…
…
キンキンに
冷えてやがるっ…！！
っていうのは嘘。笑
ちょっとぬるいけど、、
めっちゃ美味しいぃ…！！
今まで生きてきた人生の中で、この水が1番美味しい。
水ってこんなにおいしかったっけ…！？って。笑
ちょっと大袈裟かもしれないけど。
たった1週間くらいだけなのに、”飲む”ということがすごく久しぶりのように感じた。
幸せだぁぁ…！！
私、ちゃんと生きてる！！
そして…
この日のお昼から流動食が始まった。
病棟内がお昼の時間になると、看護師さんが流動食を持って病室に入ってきた。
「少しづつ、ゆっくり食べてね！」
と看護師さんは言って、机の上にお昼ご飯を置いて病室をあとにした。
めっちゃお腹すいた！！！
お昼ご飯のメニューはというと…
・重湯(50g)
・たんぱくパウダー(中華)
・ポテトポタージュ
・ミルミル
・ココアババロア
やっと飲める！
食べられる！
嬉しい！
幸せすぎる！！
歓喜。笑
とにかくお腹が空き過ぎて、箸が止まらない。
ひたすら黙々と食べ続ける。
ﾊﾟｸﾊﾟｸﾊﾟｸ…
看護師さんから言われたことも忘れて、、
『少しづつ、ゆっくり食べてね！』
『少しづつ、ゆっくり食べてね！』
『少しづつ、ゆっくり食べてね！』
…
そして、食べ終わった頃。。
く、、苦しい…
吐きそう…
急に一気に食べすぎたせい……ですよね。。笑
でも、少しの量しか食べてないのに、こんなに苦しくなるなんて…
久しぶりのご飯で、ついテンションが上がっちゃって。笑
食べられることが、こんなに幸せなことなんて…！！
数日間ずっと点滴だけの生活。
何も飲めない食べれない生活。
それがようやく終わった。
飲める幸せ、食べられる幸せ。
美味しく食べられるって、すごく幸せなことだなぁって。
今、生きていることに感謝。。
慣れないストマの存在
手術の傷の痛みも、だいぶ楽になってきた。
食べたり、歯を磨いたり、身の回りの整理整頓、歩くことなど…
入院する前と同じように、だんだん少しづつできるようになってきた。
それと同時に、あるちょっとした問題が。。
問題というか、これはもう仕方ないことなんだけど…
流動食を食べ始めてからのこと。。
パウチに排泄物が
溜まるのが早くなった！！
ストマのパウチにね。。
食べたものが、どんどん溜まっていくの。
食べたものが出てくる時の、腸からグニュグニュっと出てくるあの感じが、何とも言えないくらい気持ち悪くて、全く慣れなくて。
私の体の中、
一体どうなってるんだろう…
それに、自分の体の中から臓器が1つ無くなったなんて、いまだに信じられなくて。
何だか…
不思議。。
昼間、起きている時も、夜寝ている時も、排泄物が溜まりすぎてパウチが破裂していないかとか、漏れていないかとか。。
不安で不安で…
だから特に夜はあまり眠れなくなったし、眠れたとしても、すぐに目が覚めてしまうというか。。
もう私、、
どうしたらいいですか…！？
私の場合、2、3ヶ月後には閉鎖予定で期間限定のストマなんだけど、それでもこれからちゃんと慣れるかどうか。。
心配だけど、、
頑張って
乗り越えるしかない！！
ビーフリード卒業
2019年2月11日。
手術から7日後。
この日で、ちょうど1週間…！！
早いような、そうでもないような。笑
そして、この度…
点滴『ビーフリード』
卒業しました！！
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…‼︎
これで腕に煩わしいものがなくなった。
やっと腕が自由になって
嬉しいぃぃ！！
まさに、解放されたような気分。
点滴が取れたことによって、ご飯を食べる時とか動いたりする時に、いちいち腕を気にしなくてもいいんだ…！！
でも…
まだ解決しそうにもない問題がひとつあって。。
同じ病室のおばあちゃん
からの迷惑行為！！
これはずっと続いていて。。
勝手にカーテンを開けて私の病室に入ってくるし…
しかも、私の机の上に肘をついて話し始めると、それはそれは話が長くて、、
なかなか自分のベッドに帰ろうとしないの。。
はぁ、、また始まった…
って、毎回思うの。
もういい加減、、
我慢の限界よ！！
でもだからといって、こんなこと看護師さんに相談してもいいのかどうか…
私が先に退院するか、おばあちゃんが先に退院するか。。
それしか、おばあちゃんから逃げられる方法は、、
きっとない。
退院まであと少しだと思うから、それまで我慢するか。。
憂鬱です。。笑
ドラマ『お義父さんと呼ばせて』
入院期間が長くなるにつれて、暇だなと感じる時間が増えてきた、、気がする。笑
そんな暇な時は…
『Netflix』に限る！！
動画サブスクっていろいろあるけど…
アマプラとかHuluとかね！！
私は、結局いつもNetflix。笑
今回の入院期間で、何を観て時間を潰していたかというと…
ドラマ
『お義父さんと呼ばせて』
このドラマ観ていた人いる？笑
結構、面白くて。
入院中は本当に暇すぎて、病室でひとり見て笑っていました。笑
オススメのドラマです！笑
お尻の管抜去
2019年2月12日。
手術から8日後。
この日は、お尻の管が取れることになっていた。
ちょうど最近、お尻の管周辺が痛くて痛くて。。
特に座っている時がチクチクして結構痛い…
でも！！
そんな不快感MAXなお尻の管とも今日でおさらば！！笑
座っていると痛いので、ベッドの上でゴロゴロして過ごしていると…
「櫻根さん〜」
と声がすると、病室のカーテンが開いた。
大腸肛門外科の先生が病室にやって来た。
先生は、
「じゃあ、これからお尻の管を取っていきますね〜」
と言って、管とお尻が繋がれている糸のようなものをグイッと思いっきり引っ張った。
その瞬間！！
……！？！？
めっっちゃ
痛いんですけど…！？
皮膚が張り裂けるような激痛が走った。
先生は、そのままハサミで糸のようなものをチョキチョキと切っていく。
痛い、、痛い……
言葉を失う。笑
まるで地獄のような時間。。笑
もうね、拷問よ。笑
血が出ているんじゃないないか！？って思うくらい。。
早く終わって……
ちょっともう痛すぎて、
本当に無理…！！
ずっと心の中で訴える、私。。笑
痛みに震えながら、必死に耐えて、、
すると、先生はハサミを机の上に置いて、お尻につながっていた管をスルスルっと抜いていった。
管がなくなるとそれはそれはもう…
めっっちゃスッキリ！！！笑
スッキリ〜！スッキリ〜！
ていうか本当に痛すぎて『モヤッとボール』投げてやろうか！！って。笑
…
ていうか懐かしすぎかよ、IQサプリ。笑
知ってる人いる？笑
フジテレビでやっていたクイズ番組。
調べたら、テレビでやっていたの2004年だって。。
時の流れ早すぎかって。。笑
2004年って、、
この頃の私、小学生じゃん…！！笑
子供じゃん…
ということで話を戻して。。笑
何とか乗り切ることができました！！
安心。。
時間的に考えると、多分そんな長い時間やっていたわけでもなさそうだったんだけど、、
私には、もう1時間くらいずっと痛みに耐えているような感覚だったよ…
こういう時って、すごく時間が長く感じるよね。。笑
次回の手術の時も
お尻の管あったら嫌だな…
次の術後に不安になりながらも、とりあえず繋がっていた管が1つなくなって嬉しかった。
ということで、今回はここまで！！
最後に…
今回は、
私の闘病日記vol.24
『当たり前がいちばんの幸せ』
をみなさんにお話しました。
いかがでしたか？
次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています！
↓↓こちらから続きが読めます↓↓
ぜひ、読んでね！！
SNSもやっています！！
・X（旧Twitter）
・Instagram
『櫻根あゆ』で検索してね！
最後までお読み頂き
本当にありがとうございました。
